本文
吾妻郡こんにゃく立毛共進会を開催
平成29年9月21日発
吾妻農業事務所普及指導課
要約
吾妻地域のコンニャク生産技術の向上を図るため、吾妻郡こんにゃく立毛共進会を8月24日に開催しました。本年は夏期の長雨で病害が多発し、栽培管理で大変な苦労をしていましたが、出品ほ場は生育良好で出品者の技術の高さが判る立毛共進会となりました。
1 ねらいと背景
吾妻東部地域はコンニャクの栽培が盛んで、地域を代表する基幹作物に位置づけられています。こんにゃく立毛共進会は、生産者が出品や審査に関わり、情報交換などを通じて自身の栽培技術を向上させることで、吾妻東部地域のこんにゃく栽培の活性化を図ることを目的に開催しています。
2 取り組み内容
JAあがつま蒟蒻生産部会と吾妻農業事務所の共催で、8月24日に吾妻郡こんにゃく立毛共進会を開催しました。立毛共進会では、町村の予選会を勝ち抜いた19ほ場を対象に、生育状況、病害発生、管理状況の観点から審査を行いました。審査はJAあがつま蒟蒻生産部会の役員や関係機関の職員が審査員を務めます。審査を通して優れたコンニャクほ場をたくさん見ることで、生育や病害などを審査する眼が養われます。
本年は、出芽・開葉期の高温と夏期の長雨で腐敗病や根腐病が多発し、コンニャクにとって厳しい栽培環境となりました。このような状況で、出品ほ場は病害虫発生も少なく生育が旺盛で、技術水準が高いほ場が揃っていました。
審査の結果、種玉の部から1点、販売玉の部から3点を8月29~30日に開催された群馬県こんにゃく立毛共進会に選出しました。
3 今後の方向
平成30年1月25日に開催予定の吾妻郡こんにゃく実績検討会において、地区代表に選出された4名に土づくり・栽培管理・種芋貯蔵・経営について実績発表をしていただく予定です。情報交換と活発な議論を通して、吾妻地域全体の栽培技術の向上につなげていきます。
写真1 ほ場審査の様子
写真2 審査結果の集計・発表