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第43回北軽井沢スプリングショウ(乳牛共進会)の開催
更新日:2018年5月23日
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要約
5月12日(土曜日)に吾妻郡長野原町「北軽井沢ふれあい広場」において、第43回北軽井沢スプリングショウが開催されました。集まった60頭の乳牛は、良好な飼養管理によってすばらしい体型、乳用性を発揮し、月齢別の比較審査を受けました。審査の結果、長野原町の(株)萩原牧場から出品されたブルーエンゼル・アットウッド・ウイングがグランドチャンピオンになりました。
1.ねらいと背景
長野原町北軽井沢地区は古くから数多くの酪農家が乳用牛を飼育しています。農場数約30戸、飼育頭数3,500頭でトップクラスの乳用牛改良に熱心な酪農家が多くいます。若手酪農家が自主的に実行委員会を組織して共進会を行うもので、審査員は太田市で酪農を営んでいる遠坂和仁氏を招き、県内外から乳用牛60頭が集まり盛大に開催されました。
2.取り組み内容
- 昭和49年に第1回目が開催され、途切れる事なく本年43回目が開催されました。途中、世代は替わりましたが、親から子供へ乳牛飼養者の精神は途切れることなく受け継がれています。
- 審査の途中に、次世代の酪農界を担う小さな子供たちが乳牛をリードする「ベビーショウ」が行われました。幅広い世代や性別を超えた新しい乳牛共進会にしていくための試みとして期待されていました。
- 家畜を1カ所に集めての集畜審査のため、防疫対策として出品牛には「農場カテゴリーI」の証明と一年以内の「牛ブルセラ病及び結核病」の検査証明が必要となります。吾妻農業事務所ではこれらの防疫証明と、当日早朝から乳牛を搬入する家畜車の消毒業務を行い、陰からこの共進会を支えています。
3.今後の方向
今後は、乳牛の改良増殖と乳牛飼養農家同士の交流が更に推進されるよう関係機関と協力し、共進会の開催を支援していきます。
体格審査の風景
入賞した飼養者と乳牛