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異常気象に負けないイチゴ栽培への支援

更新日:2018年10月17日 印刷ページ表示

平成30年8月20日発
吾妻農業事務所普及指導課

要約

 JAあがつま「イチゴセミナー」にて、平成29年度の栽培を振り返り、生産安定のためのイチゴの栽培管理について情報提供を行いました。

1.ねらいと背景

 JAあがつまイチゴ生産部会(会員数24名)では、「章姫」や「やよいひめ」などの品種を中心に標高300~600mの地域で約9ヘクタール栽培しています。普及指導課では、花芽分化の確認や土壌診断に基づく施肥設計の個別支援、新技術の導入支援等行っていますが、昨シーズンには過熟果や受精不良・乱形果などが課題となったため、出荷反省会でその対策指導を行いました。

2.取り組み内容

 7月24日にJAあがつまいちご生産部会通常総会、立毛共進会表彰式、出荷反省会開催にあわせ「異常気象に負けないイチゴの栽培管理」と題して「イチゴセミナー」を開催しました。
 まず、平成29年度の気象と生育状況を振り返り、育苗期の高温対策や本ぽでの土壌環境の改善を指導しました。過去の診断結果から生育前半が窒素過剰であること、塩基バランス悪化で生育不良になるほ場が多いなどことから、緩効性肥料主体の施肥管理方法を紹介しました。生産者やJA担当者は、実際の管理での経験を通して感じていた課題が明らかになり、今後の対応を認識できました。

3.今後の方向

 吾妻のイチゴは市場評価も高く、直売などでも消費者に好評ですが、今後も気象変動は続き、臨機応変に対応する必要があります。
 今後も産地を維持するため、普及指導課では、現地講習会や戸別巡回を通じて技術指導を行い、イチゴ生産部会の活動支援を継続します。

イチゴセミナー写真
イチゴセミナー

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