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県立美術館・博物館運営検討部会(第4回)の概要

更新日:2013年12月19日 印刷ページ表示

1 開催日時

 平成25年12月19日(木曜日) 9時30分~12時00分

2 場所

土屋文明記念文学館 会議室

3 出席者

委員3名、県立美術館・博物館館長、副館長及び次長10名

4 現地調査

議事に入る前に、県立土屋文明記念文学館の現地調査を実施した。

5 議題及び主な意見等

(1)文化振興基金による美術品購入手続きについて

 事務局から資料の説明を受けた後、県立美術館・博物館から考え方を聞き、意見交換等を行った。

(2)文化振興課所管5館の課題等について

〔主な意見等〕

【連携事業について】

  • 委員
     連携とは、同じテーマで連携することだけを言うのではなく、館長や学芸員による人と人との連携も重要である。
  • 歴史博物館
     地域共働展「サムライたちのメール」は、館林市の先生方と地域の歴史研究者、そして歴史博物館の職員が連携した事業である。子どもたちに古文書をメールと重ね合わせてアピールしようという試みで、会場は館林市第一資料館を利用する。具体的な準備は平成25年度に入ってから始まったが、市史の編纂などを通じ、日頃から館林市の先生方と接点があったことなどから上手く連携することができた。連携には普段のネットワークを活かすことも重要である。
  • 土屋文明記念文学館
     来年4月から行う田山花袋展では、館林市の田山花袋記念文学館と共催という形を取りたいと思っている。市文学館から貴重な資料をお借りするが、その間、文学館からも市文学館へ資料を貸し出す予定である。日頃からの人間関係が重要だということは当館も感じている。

【富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録について】

  • 委員
     富岡製糸場と絹産業遺産群について、世界遺産登録に向けて今から全館でプレイベント的な事を進めていけば登録に向けた準備になるだろう。5館をリーダーとして、県内全域の様々な施設が製糸場関係の展示ができる仕組み作りを考えてほしい。
  • 自然史博物館
     自然史博物館では「富岡製糸場を支えた地勢」ということで、熱源として利用されていた石炭など自然史の観点から調査したものを展示して製糸場を紹介する計画を進めている。
  • 近代美術館
     近代美術館では、これまでも群馬の絹産業を意識し、染織関連の企画展を継続的に開催してきた。平成27年度には人間国宝の佐々木苑子さんの着物展を開催する予定があるので、タイトルや協賛などで連携が可能と考える。
  • 館林美術館
     工芸や染織の展示はケースの用意がなかなか難しい。絹製品に関して、東毛(館林・邑楽)は西毛に比べると弱いかもしれないが歴史がある。これから調査を続けて何らかの形にできたらと思う。
  • 委員
     自然史と製糸場のコラボなど大変面白いと思う。みどり市のコノドント館でも、もともと銀行であった建物が博物館となっていることから「カイコが育てた大間々銀行」という展示を行っていた。絹に興味のある観覧者と金融に興味のある観覧者、普通では同じ博物館には来ないような両者が一つの会場に来るのを見て、二つの観点をひとつの企画展にすることの面白さを感じた。
     世界遺産登録については、一時の盛り上がりで終わっては困る。継続的に関連ある企画を続けていくことが必要である。

【スタンプラリーなどの連携について】

  • 委員
     夏休みスタンプラリーや県有施設共通パスポートは、施設だけでなく、コンビニでもチケット販売を行うなど、もう少し広い範囲で利用できるようにすれば利用者が増えるのではないか。また、交通機関や企画展などの共通項のある関連する施設をセットにしたチケットや他館の半券での割引、まとめ買いでお得になるなど、販売の仕方を工夫し、観に行った人が惹かれるような企画がもっとあるとよい。複数の展覧会を一緒にPRする効果が期待できる。
  • 委員
     宣伝は大事。もっと横のつながりをもって他館の案内もするとよいのではないか。館を運営する側からみると、ホームページやチラシなどを使ってこんなに宣伝しているのにどうしてと思うかもしれないが、情報が届いていない人は確かにいる。

【学校連携について】

 事務局から資料の説明を受けた後、学校との連携については次回部会で審議することとした。

(3)平成26年度の主な事業について

 県立美術館・博物館から平成26年度に開催を予定している企画展について説明を受けた後、意見交換等を行った。

〔主な意見〕

  • 委員
     近代美術館の「探幽3兄弟展」について、狩野探幽の作品を所有している他の美術館との連携の話があったが、歴史博物館や文学館などでも、関連する展示や講演を行ってはどうか。作品だけでなく、江戸時代の歴史や文人などに光をあててみるのも県民に興味を持ってもらえるのではないか。実現すればテーマで連携する第一歩になりそうなので、ぜひ検討してほしい。

(4)その他

1.歴史博物館における研修について

 事務局から資料の説明を受けた。

2.群馬県行政改革・評価推進委員会からの答申について

 事務局から資料の説明を受けた後、意見交換を行った。

〔主な意見〕

  • 委員
     指定管理者制度の導入は困難な点が多く、少なくとも群馬県の美術館、博物館には適合しない。厳しい状況でも県直営館として工夫していくべきである。

3.使用料・観覧料の見直しについて

 事務局から資料の説明を受けた。

4.次会の開催日について

 開催するものとし、日程については事務局に一任した。

5 会議資料

次第 (PDFファイル:58KB)

資料1 美術品の購入手続きについて (PDFファイル:72KB)

資料2-1 文化振興課所管5館で連携した事業について (PDFファイル:80KB)

資料2-2 学校との連携事業について (PDFファイル:80KB)

資料2-3 評価基準について (PDFファイル:90KB)

資料3 平成26年度に開催を予定している企画展について (PDFファイル:142KB)

資料4-1 歴史博物館改修工事について (PDFファイル:146KB)

資料4-2 行政改革・評価推進委員会からの答申内容について (PDFファイル:145KB)

資料4-3 観覧料・使用料の見直し(消費税関係)の概要について (PDFファイル:48KB)

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