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県立美術館・博物館運営検討部会(第9回)の概要
1 開催日時
令和4年3月25日(金曜日)14時00分から15時15分まで
2 場所
県庁舎17階 地域創生部会議室
3 出席者
委員 4名
事務局 6名
4 議題
(1)魅せる群馬の文化発信プラン-第2次群馬県文化振興指針-の評価について
(2)その他
5 議事内容
(1)魅せる群馬の文化発信プラン-第2次群馬県文化振興指針-の評価について
・委員の主な意見
・委員
コロナ禍で、工夫して取り組んでいると思う。
近代美術館の『絵画のミカタ』展については、内容が大変充実していた。
若手作家が近代美術館のコレクションの中から、1点を選び、なぜそれを選んだかということまで説明していて、興味深かった。
歴史博物館の綿貫観音山の展示については、国宝指定のタイミングとも合わせ、内容も非常に充実していた。東京で同内容の展示をしたら、どれだけ人が来ただろうかというような素晴らしい内容だった。
(評価とは離れるが)群馬県では、美術館や博物館の入館時に、検温と、そのグループの代表者の名前と連絡先をシートに書いていただくということを今でも続けているが、国立や東京都など多くの博物館では個人名や連絡先は現在聞いていない状況。職員に感染者が出た場合でも、ホームページで公表して、来館者が自分で確認できるようにしている。記入時に密になりやすく、連絡先の記入は、手間が増え、入館時の心のハードルも上がるので、必要性を検討してほしい。
・委員
コロナ禍で来館者が落ちてしまう中で、知恵を絞っているというのが伝わる。
歴史博物館のWebの試みについては、リアルが厳しい状況になった場合に、来場したい方の興味や関心をつなぐ試みで、大切だと感じた。
コロナで困っている人に寄り添える、心が救済されるような企画が各館で考えられると良い。
群馬県の人は、群馬県の人を応援しようという気持ちが強いと感じる。
芸術の分野でも、群馬で活躍している若手の芸術家やアーティストの思いを特集した企画であったり、作品の制作風景を配信すると、県民が応援してくれるのではないか。
・委員
コロナ禍になり、自然史博物館の見学通路が一方通行になったが、一方通行の表示に最初の段階で気づかず、戻って見たいと思っていた展示を見学し直すことができず残念だった。一方通行表示を入館当初から分かりやすくしてもらえると親切である。
・委員
コロナ禍における評価は、集客目標より満足度に注目すべきと考える。
入場制限がある中でも、今現在は土曜、日曜の各館は賑わっていると感じる。
コロナ禍で予約制なども定着し、ゆっくり確実に見ることができるようになったと感じている。
今後コロナがどのようになっていくか分からないが、閉館しない工夫をお願いしたい。
土屋文明記念文学館は、昼休みに閉館していたと思う。昼休みなので行けると思って立ち寄ったが残念であった。なるべく閉館しないよう、折り合いをつけてほしい。
土屋文明記念文学館で行っていた、現代を代表する歌人が土屋文明の好きな歌を紹介する企画があり、このような見方があるのかと、とても勉強になった。
土屋文明記念文学館の講演について、当日行けなかったり、後で気がつくこともあるので、すでに行っているものもあるかもしれないがYouTube配信で見られるようにしてほしい。
・委員
県のツルノスでの動画配信がさらにコンテンツが増え、蓄積したものが整理され、多角的に使われるようになると、いろいろな可能性が広がってくる。整理して見せていく必要がある。
・委員
動画配信の仕方について、絵画などはどう映すかが非常に難しい。作品が生まれるところを配信するなど、知恵を絞って動画の制作をしてほしい。
コロナ禍となり、東京から地方に移住する波ができつつある。今の群馬県となるまでの歴史的背景を掘り起こし、発信することにより、現在群馬県在住の人が新しいことを発見するきっかけとなったり、群馬県以外の方にもその魅力が伝わるきっかけとなると思う。
県有施設というと、群馬県民向けなのかもしれないが、県内外に発信してより多くの人に来館してもらえるよう、高い目標を持っていただきたい。
・委員
教育普及事業について、土屋文明で行っている事業で、小中学校で短歌の先生が授業を行う事業があるが、子どもたちにとって素晴らしい体験である。将来の芽につながると思う。
・委員
自分は大学で、雨天の場合でも環境学習できるように、小学生向け動画制作をしている。文化施設等も、コロナ禍でも学習できるように、小学生向けの動画制作をしてもいいのではないか。
・委員
特に令和2年度コロナが一番本来の制限が一番厳しい年度であった中で、集客で苦労しつつも、いろいろな工夫で来場者の満足度を高める工夫とか、取組というのがなされていたのではないか。
・委員
県民会館運営については、指定管理評価委員会で評価するとのことだったので、今回の評価からは除くということでよいか。
・事務局
県民会館は指定管理で、指定管理評価委員会という組織が別にあり、こちらも外部委員の方に運営状況を確認してもらっている。また県民会館は美術館博物館と性質も違うことから、今年度から文化審議会での評価の対象から外すことでいかがか。
・各委員
委員一同賛同し、次年度からも評価対象から外すこととした。
・まとめ
- 県民会館運営については、指定管理評価委員会で評価するため、今回の評価からは除く。
- 魅せる群馬の文化発信プラン-第2次群馬県文化振興指針-の評価について、本日の意見をまとめ、文化審議会に諮ることとする。
(2)その他
特になし
6 会議資料
- 令和3年度第1回県立美術館・博物館運営検討部会次第(PDFファイル:57KB)
- 資料1 魅せる群馬の文化発信プラン(第2次群馬県文化振興指針)評価シート
(未確定の内容が含まれるため非公開とする) - 資料2 新型コロナ感染状況に応じた美術館・博物館の対応(PDFファイル:380KB)
- 資料3 令和2年度 県立美術館・博物館における企画展開催状況(PDFファイル:412KB)