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令和元年度 農村女性リーダー育成研修会
令和元年6月4日発
吾妻農業事務所普及指導課
要約
農村地域の男女共同参画や女性の社会参画を推進するため、あがつま農村女性会議構成員等を対象とした農村女性リーダー育成研修会を開催しました。
1.ねらいと背景
農村女性リーダーとしての意識を高め、男女共同参画を推進することを目的に、普及指導課では毎年、「あがつま農村女性会議」の構成員や女性農業委員等を対象に、6次産業化や地域活性化を実践している取り組みの視察研修会を開催しています。
2.取り組み内容
6月4日(火曜日)、あがつま農村女性会議構成員と女性農業委員及び関係機関担当者の22名が参加し、利根郡片品村にある「農家レストランみのりの里」を視察しました。
東京から嫁いだ星野敦子さんが提供するランチは、農家ならではの自家野菜をふんだんに使い、自家米を用いた米粉パンなど、見た目もおしゃれで、おいしい料理でした。
星野さんのご説明では「リンゴ農家に嫁ぎ、結婚2年目で経営移譲され、夫がその当時珍しい直売とリンゴ狩りを始めた。その後、直売所を建て10年かけて農地集積を進め、今までと違う農業をやりたい、農家にしかできないことをやりたいと農家民宿を始めた。平成12年には農家レストランをオープンするも、シェフは10年で7人変わった。畑からとった野菜を使うことに、シェフがしっくりいかなかったことが要因と考え、星野さん自身が作ることとし、現在の状態に至った。」とのことでした。
参加者からは、畑で栽培した野菜を消費者に直に食べてもらい、感想が聞けることにいいなとの声が聞かれました。また米粉パンにも興味をもっていただき、店にあった米粉パンは完売となりました。
3.今後の方向
「農家にしかできないことをやる」という目標に頑張っている女性の姿に感動したとの感想が聞かれ、有意義な研修となりました。今後も普及指導課では農村女性リーダー育成研修会を開催し、6次産業化や地域の活性化を進めていきます。
写真1 店主の星野敦子氏から説明いただ
写真2 ピザとワンプレートランチ