ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 吾妻農業事務所普及指導課 > ドローンによる薬剤防除実演会(トウモロコシ)を開催しました~スマート農業の普及に向けて~

本文

ドローンによる薬剤防除実演会(トウモロコシ)を開催しました~スマート農業の普及に向けて~

更新日:2019年7月29日 印刷ページ表示

令和元年7月1日発
吾妻農業事務所 普及指導課

要約

 あがつま農業協同組合と吾妻農業事務所の共催で、トウモロコシを対象としてドローンによる薬剤防除実演会を開催し、19名の参加がありました。

1.ねらいと背景

 長野原町の北軽井沢・応桑地区では寒暖差を活かした高品質なトウモロコシ産地が形成されており、アブラナ科野菜の作付けが多い中で輪作品目としても重要な位置付けになっています。しかし、トウモロコシは薬剤散布や収穫作業に労力がかかることもあり、出荷量は横ばいからやや右肩下がりに推移しています。このことから、ドローンによる薬剤防除効果の確認および労力の軽減効果の検討を行いました。

2.取り組み内容

 実演会は令和元年6月28日(金曜日)に開催され、関係機関の担当者を含め19名の参加がありました。(株)丸山製作所の担当者が講師をつとめ、ドローン(機種:「スカイマスター」)による薬剤散布の実演および説明をしました。実際にドローンによる薬剤散布を見た生産者からは「スピードが速い、少量でも散布できている」と期待する声や「防除効果はどうなのか」といった少量散布に対して不安に感じる意見も聞かれました。併せて、「初期費用だけでなく、維持費がかかる」「薬剤処理には手続きが必要」など機械導入の際の注意点についても確認することができました。

3.今後の方向

 トウモロコシでは「無人ヘリコプターによる散布」による適用薬剤が少ないことから、現状でのドローンの導入は難しいと考えられます。しかし、高品質なトウモロコシ産地を維持するためにもスマート農業の技術普及を検討をしていきたいと考えています。

飛行中のドローンの写真
飛行中のドローン

薬剤散布の状況を確認する参加者の写真
薬剤散布の状況を確認する参加者

吾妻農業事務所トップページへ戻る