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第2回吾妻ブドウ品評会の開催~生産者の栽培技術・意欲向上を目指して~
令和元年10月1日発
吾妻農業事務所普及指導課
要約
JAあがつまトマトセンターで、吾妻地域で第2回目となるブドウ品評会を開催し、11点の出品がありました。
1.ねらいと背景
中之条町、高山村、東吾妻町では、主にレインカット方式によるブドウ栽培が、栽培者23名、栽培面積2.2ヘクタールで行われています。
町村ごとに栽培講習会など部会活動を行っており、中でも東吾妻町では「ブドウ自慢大会」を開催し、房重や糖度、試食を行い品質を確認する機会としてきました。
しかし、「完熟前のブドウを見比べても意味がない」との反省から、昨年より3町村合同で品評会を開催しています。
2.取り組み内容
今年の品評会は、9月27日にJAあがつまトマトセンターで開催しました。昨年は吾妻の主力品種「藤稔」に限定しましたが、今年は品種を問わず行ったところ5品種11点の出品がありました。
審査では、県の基準に基づき、品質(糖度・果肉)、外観(着色・損傷等)、形状(房形・揃い等)の3点を確認しました。出品物は、前年よりも肩のしまりが良い房形やブルーム、着色が濃いものなどとても良好でした。生産者の品質向上への意欲が高まったことを感じました。
選りすぐりのものが多く、順位付けに苦労しましたが、金賞を受賞した出品果実は、ブルームが濃く、着色も良好で、県の品評会でも上位入賞ができると思われるほどでした。
3.今後の方向
品評会の運営方法を改善して生産振興に結びつけていきます。まだまだ、栽培者ごとに品質のバラつきがありますので、入賞品をヒントに管理方法の違いなどを確認しながら指導に反映します。
審査の様子
受賞した果実