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タラの芽ふかし栽培講習会の開催~新品種を活用した産地化~

更新日:2020年1月29日 印刷ページ表示

令和2年1月17日発
吾妻農業事務所普及指導課

要約

 吾妻地域のタラの芽生産者46名を対象に、ふかし栽培講習会を開催し、新春から季節を先取りして、山菜の王様「タラの芽」の出荷が始まるように段取りました。

1.ねらいと背景

 吾妻地域では、平成21年、「ぐんま春王」の導入を契機に、タラの芽の産地化が始まりました。平成27年度に導入した新品種「ぐんま春王NT」の普及により、産地はさらに盛り上がりを見せています。

2.取り組み内容

 JAあがつまと連携し、広報誌を使って、タラノキの新規栽培者を募集したところ、今年も新たに9名が加わりました。
4月3日に「ぐんま春王NT」の種根配布に併せて栽培講習会を実施し、生育期には新規栽培者を重点的に巡回して、種根定植・穂木の仕立て方法等の支援を行いました。
 また、12月26日には経験の浅い栽培者を対象に、ベテラン栽培者の施設で、ふかし栽培の現地研修会を行いました。研修会では穂木を芽ごとに切断する実演、ふかし栽培の手順、温湿度管理、出荷方法のポイントを説明し、情報交換を行いました。参加者からはトンネル内の水交換のタイミング等多くの質問が寄せられ、熱意の高さが感じられました。

3.今後の方向

 吾妻地域のタラの芽出荷量は甘楽富岡地区、利根沼田地区に次いで県内3位に位置しています。高標高地の長野原町・嬬恋村においても導入の動きがあり、新品種「ぐんま春王NT」を核に生産安定技術を確立するとともに、生産拡大により市場での存在感を強めて行きたいと考えています。

穂木切断の実演写真1
写真1 穂木切断の実演

ハウス内の管理写真2
写真2 ハウス内の管理

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