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雨よけトマト現地研修会の開催について
令和2年10月19日発
吾妻農業事務所普及指導課
吾妻東部地域の夏秋雨よけトマト栽培の品質向上や収量増加、安定出荷のため、現地研修会を行いました。
1.ねらいと背景
吾妻の夏秋トマトは、「JAあがつま雨よけトマト生産部会」を主体として、標高400~700メートルの地域で約3.3ヘクタール栽培されています。
昨年度は、夏季の気象条件により裂果などの障害果の発生が課題となりました。このため、今年度は、肥培管理や病害虫防除に加え、裂果対策についても支援を行いました。
2.取り組み内容
普及指導課では、JAあがつま及び雨よけトマト生産部会と連携し、7月10日、9月23日の2回、現地研修会を行いました。
第1回は、出荷目揃会も兼ねて開催され、トマトセンターで市場情勢の確認や規格の検討後、ほ場に移動しました。まず、種苗会社から裂果対策について情報提供があり、普及指導課からは追肥管理を中心に収穫前半の栽培管理や病害虫防除について説明をしました。
第2回は、種苗会社から試作品種の説明や収穫後半の裂果対策について情報提供があり、普及指導課からは気象経過と収穫後半の栽培管理、今年発生している葉かび病や褐色輪紋病等の病害虫と生理障害対策について説明しました。
2回の研修会には計31名の参加がありました。ほ場主からこれまでの経過状況、種苗会社から情報提供、普及指導課の資料説明後は参加者がほ場に入り、トマトの栽培管理や病害虫防除についての質問など、活発な情報交換が行われました。
3.今後の方向
引き続きJAあがつま及び雨よけトマト生産部会等関係機関と連携して栽培指導を行い、収穫終盤の品質と収量が確保できるよう支援していきます。
現地研修会の様子