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永年草地管理研修会(第5弾)を開催しました

更新日:2021年3月12日 印刷ページ表示

令和2年12月18日発
吾妻農業事務所普及指導課

 春に1番草で収穫した、ペレニアルライグラスロールサイレージの発酵品質と飼料分析結果を関係者で情報共有し、越夏後の生育状況を確認しながら、種苗会社の職員を講師に研修会を開催しました。

1.ねらいと背景

 吾妻東部地域の若手酪農家有志メンバーは、永年草地を最大限利用した自給飼料生産に取り組んでいます。今回は春に1番草で収穫したペレニアルライグラス(品種:夏越しペレ、フレンド)ロールサイレージの発酵品質と飼料分析結果を関係者で情報共有するために、越夏後の生育状況を確認しながら種苗会社の職員を講師に研修会を開催しました。

2.取り組み内容

 研修会は、11月17日に中之条町酪農家の永年草地で開催し、若手酪農家有志メンバー7名の参加がありました。まず、春に1番草で収穫したペレニアルライグラスロールサイレージの発酵品質と飼料分析結果の資料を普及指導課から提供し説明しました。その後、種苗会社の職員を講師に越夏後のペレニアルライグラスの生育状況を確認しながら、研修会を開催しました。
 追播後、1年経過した「夏越しペレ」は、夏枯れした箇所も確認されましたが、全体的に生育良好で夏を越すことができました。それに対し、「フレンド」は、大部分が既存の永年牧草との競合に負けたり、根張りの弱さによる夏枯れなどで株がほとんど無くなってしまいました。

3.今後の方向

 次回は、来春に簡易更新を実施した永年草地の生育状況を確認するとともに、越冬後のペレニアルライグラスの生育状況報告と合わせて草地管理研修会を開催予定です。
 参加者は播種機を利用した簡易更新(追播)に関心が高く、実際に簡易更新を実施した農家もいることから、今後も更なる簡易更新による自給飼料生産の取り組みを支援するとともに、営農全般に関する情報交換ができるネットワーク作りも検討していきたいと考えています。

越夏後のペレニアルライグラスの生育状況確認の様子写真
越夏後のペレニアルライグラスの生育状況確認の様子

種苗会社担当者と意見交換の様子写真
種苗会社担当者と意見交換の様子

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