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次期作の安定出荷に向けた土壌病害対策指導~長野原町林地区施設園芸組合のトルコギキョウ栽培~

更新日:2021年3月12日 印刷ページ表示

令和2年12月18日発
吾妻農業事務所普及指導課

 林地区施設園芸組合で出荷しているトルコギキョウについて、栽培期間中の巡回や品種検討会を通して、病害虫対策を中心とした栽培管理指導や土壌分析の推進を行いました。

1.ねらいと背景

 長野原町の林地区施設園芸組合では、八ッ場ダム建設にかかる生活再建事業の一環として、トルコギキョウの栽培に取り組んでいます。しかし、作付けが始まり15年が経過し、一部のハウスでは土壌病害の発生等が見られます。このため、普及指導課では育苗期(3月頃)から栽培指導を行っています。

2.取り組み内容

 本年は7月の長雨による日照不足が続き、トルコギキョウ栽培にとって厳しい一年となりました。また、単価は平年並からやや良で推移しましたが、一部のハウスでは連作障害により、想定の収量確保が困難な場所もありました。病害虫対策の巡回指導を行っていたことから害虫の発生は抑えられましたが、土壌病害対策が組合員により差が見られたことから、例年開催される品種検討会にて、土づくりや土壌病害対策の話し合いを行いました。
 品種検討会は11月26日(木曜日)林地区集荷場で開催され、農家5名、種苗会社3社4名、普及指導課2人が参加しました。普及指導課では、本年発生した主な病害虫の対策や土壌消毒の重要性を伝えました。また、土づくりの第一歩として、土壌分析の実施状況について組合員に確認したところ、「ここ数年行っていない」という回答が多かったため、改めて土壌分析の実施を推進しました。

3.今後の方向

 次作の安定生産のために、土壌分析を実施し、結果に基づく土壌病害対策指導を継続して行い、林地区施設園芸組合の取り組みを支援していきます。

秋の彼岸出荷用のトルコギキョウの写真
秋の彼岸出荷用のトルコギキョウ

品種検討会の様子写真
品種検討会の様子

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