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嬬恋高原キャベツのエコファーマー更新支援会での感染防止対策
令和3年2月19日発
吾妻農業事務所 普及指導課
例年、集団形式で行っていた嬬恋高原キャベツのエコファーマー更新説明会を新型コロナ対策を踏まえて、少人数での更新支援会に変更して行いました。
1.ねらいと背景
嬬恋村のキャベツ栽培では、販売戦略の一貫として平成13年から環境保全型農業を進めており、現在約340名がエコファーマーに取り組んでいます。昨年までは、JA支所別に更新対象農家を集め、普及指導員が申請書作成の説明会を行っていました。しかし、新型コロナウイルス感染症に対応するため、対策をとりながら効率的に開催できるよう準備を進めてきました。
2.取り組み成果
12月2、3、7日を5回に分け、累計45人の農業者に対し少人数での更新支援会を行いました。農家は2~4人ごとに距離を空けて座ってもらい、フェイスシールドとマスクを着用した普及指導員が書き方を説明しました。さらに、感染症対策のため短時間で済むように、最小限の記入事項にした申請書類を事前準備しました。その結果、書類作成にかかる時間がこれまでの100分程度から30分~1時間以内に短縮され、軽微な記入ミスが大幅に減りました。
また、申請に必要な3筆以上の土壌分析結果について、生育不良等が見られるほ場での土壌採取を推奨し、土づくりを再検討してもらいました。エコファーマーの更新を通じて、環境に配慮したキャベツ栽培を改めて見直してもらうことに繋がっています。
3.今後の方向
嬬恋高原キャベツのPR手段の1つとして、エコファーマー更新の支援を続けていきます。土づくり面でも、土壌分析結果に基づいた土壌改良と適正施肥を進めていきます。
少人数での更新支援会の様子
嬬恋村エコファーマー認定農家の推移のグラフ