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夏秋キャベツ産地におけるコナガ防除対策の取組~育苗ハウスの巡回と実証ほの設置~

更新日:2021年8月11日 印刷ページ表示

令和3年4月23日発
吾妻農業事務所 普及指導課

要約

 コナガ防除対策として関係機関と長野原町および嬬恋村にある葉菜類の育苗ハウスを巡回するとともに、フェロモン剤を活用した実証ほを設置しました。

1.ねらいと背景

 吾妻西部地域はキャベツ、ハクサイ、レタスなどの国内有数の産地です。しかし、アブラナ科野菜の作付け面積が多いことから、難防除害虫であるコナガの対策が課題になります。そこで、JAや農業技術センターと連携して葉菜類の育苗ハウスの巡回をするとともに、フェロモン剤を活用したコナガの防除対策実証ほを設置しました。

2.取り組み成果

 令和3年3月1日、3日に長野原町の葉菜類生産者、3月19日に嬬恋村のキャベツ生産者の育苗ハウスをJAと農業技術センター担当者とで巡回を行いました。巡回時には、冬季にアブラナ科野菜を栽培しているハウスでは、無加温でもコナガやアブラムシ類などの害虫も確認されていることから、生産者へ害虫を持ち越さないように注意喚起を図りました。また、3月29日には育苗期からコナガ等の被害を防ぐために長野原町の育苗ハウスにフェロモン剤(商品名:コナガコン-プラス)を設置し、効果の検証を始めています。

3.今後の方向

 今後も生産者の巡回指導を行うとともに、関係機関と連携してコナガの薬剤感受性検定を実施するなど、コナガの防除対策に取り組みます。

育苗ハウス巡回の様子写真
育苗ハウス巡回の様子

ハウス内に設置されたフェロモン剤の写真
ハウス内に設置されたフェロモン剤

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