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第46回北軽井沢スプリングショウ(乳牛共進会)の開催
令和3年5月20日発
吾妻農業事務所普及指導課
要約
4月24日(土曜日)に吾妻郡長野原町「北軽井沢ふれあい広場」において、第46回北軽井沢スプリングショウが開催されました。集まった50頭の乳牛は、日頃の飼養管理により、すばらしい体型、乳用性を発揮し、月齢別の比較審査を受けました。
審査の結果、未経産の部では中之条町の吾妻中央高校から出品された「アガチユー・キヤプテン・マツクス・ヘブン」がグランドチャンピオンを受賞し、経産の部では、太田市の遠坂和仁氏から出品された「OK・タイガーウツズ・ライオネル・ET」がグランドチャンピオンに輝きました。
1.ねらいと背景
長野原町北軽井沢地区は古くから数多くの酪農家が乳用牛を飼育しています。農場数27戸、飼育頭数2,630頭でトップクラスの乳用牛改良に熱心な酪農家が多くいます。
共進会は若手酪農家が自主的に実行委員会を組織して行うもので、昭和49年から途切れることなく開催され、世代交代により親から子へ酪農家の精神は受け継がれています。
2.取り組み内容
当日は、桐生市で酪農を営んでいる星野章好氏を審査員に招き、県内外から乳用牛50頭が集まり盛大に開催されました。未経産の部では、次世代の酪農界を担う子供たちが乳牛を一生懸命リードする姿が見られ、周囲は和やかな雰囲気に包まれていました。
家畜を1カ所に集めての集畜審査のため、防疫対策として出品牛には「農場カテゴリーI」の証明と、一年以内の「牛ブルセラ病及び結核病」の検査証明が必要となります。
普及指導課では、これらの防疫証明と当日早朝から乳牛を搬入する家畜運搬車の消毒業務を行い、陰からこの共進会を支えています。
3.今後の方向
今後は、乳牛の改良増殖と乳牛飼養農家同士の交流が更に推進されるよう関係機関と協力し、共進会の開催を支援していきます。
受賞牛