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高冷地の気候に適した品種選定の取り組み

更新日:2021年12月10日 印刷ページ表示

令和3年9月21日発
吾妻農業事務所普及指導課

要約

 吾妻西部地域の長野原町は葉菜類の生産が盛んであり、関係機関と連携して品種選定に取り組んでいます。本試験で根こぶ病耐病性や品質面に優れた品種について、栽培面積を拡大して作業性や現地適応性の検討を行います。

1.ねらいと背景

 長野原町は県内屈指のハクサイ産地であり、初夏から晩秋にかけて生産が行われています。しかし、近年は異常気象や病害の多発などの要因から夏どり作型の栽培が難しくなっており、対策を講じる必要があります。また、レタスからの品目転換によりキャベツ栽培が増加していることから、アブラナ科作物で問題となる根こぶ病の発生ほ場の拡大も懸念されます。そのため、関係機関と連携して地域の特性や条件に適合した品種選定に取り組んでいます。

2.取り組み内容

 吾妻農業事務所では、気象災害対策強化普及推進事業により夏ハクサイの品種比較実証ほ(10品種)、生産者や種苗メーカーの協力を得てキャベツ根こぶ病抵抗性品種試験(2品種)を設置し、調査しました。
 令和3年8月18日には、JAあがつまなどの関係機関職員の計5名を参集し、ほ場の生育状況や品種特性を確認しました。また、有望な供試品種については、次年度の試験方法等についても議論を交わすことができました。

3.今後の方向

 来年度は本試験で耐病性や品質面に優れた品種について、栽培面積を拡大して作業性や現地適応性の検討を行い、産地の生産安定に繋げていきたいと思います。

キャベツの生育を確認する参加者と生産者の写真
キャベツの生育を確認する参加者と生産者

試験ほ場のハクサイの写真
試験ほ場のハクサイ

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