本文
群馬県国土利用計画審議会
1 名称
群馬県国土利用計画審議会
2 設置根拠法令等
国土利用計画法(昭和49年法律第92号)第38条第1項
【参考】
第38条 この法律の規定によりその権限に属させられた事項を調査審議するほか、都道府県知事の諮問に応じ、当該都道府県の区域における国土の利用に関する基本的な事項及び土地利用に関し重要な事項を調査審議するため、都道府県に、これらの事項の調査審議に関する審議会その他の合議制の機関(次項において「審議会等」という。)を置く。
3 設置年月日
昭和49年10月19日
4 委員
- 人数 14人
- 任期 3年とし、再任を妨げない。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。
- 氏名等
氏名 | 役職等 | 備考 |
---|---|---|
天田誉哉 | 会社代表取締役 | |
石川直美 | 団体会長 | |
大竹由希子 | 弁護士 | |
小渕紀久男 | 会社役員 | |
神戸ひとみ | 組合役員 | |
草場史子 | 団体職員 | |
小林享 | 大学教授 | 会長 |
近藤圭子 | 団体代表 | |
中田富久 | 大学教授 | |
永田理香 | 大学教授 | |
保坂充勇 | 不動産鑑定士 | 副会長 |
堀尾明宏 | 学校教授 | |
松田猛 | 団体役員 | |
宮田敦子 | 元団体会長 |
※五十音順、敬称略(男性7名、女性7名)
(任期:令和4年12月3日~令和7年12月2日)
5 会議の公開・非公開の別
原則として、公開とする。
6 会議の開催予定
現時点での開催予定はありません。
7 会議録等
令和5年度第2回
1 日時・場所・出席者数
日時:令和5年12月20日(水曜日)午後2時00分から午後3時7分
場所:群馬県庁 29階291会議室
出席者数:国土利用計画審議会委員13名、事務局5名、関係課7名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
・農業地域の縮小3件(伊勢崎市3件)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
・今回の農業地域の縮小により、当該敷地は、市町村区域を跨ぎ、市街化調整区域のままの区域と、今回、工業地域を用途地域として設定する区域に分かれてしまう。県の立場は、各市町村間に立って、調整を行う必要があると考える。
この国土利用計画審議会において、有効な土地利用を促進していくものであれば、むしろ、積極的に県から市町村に対して、区域指定を促す必要があるのではないか。国土利用計画審議会には、企画調整能力が求められている。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
令和5年度第1回
1 日時・場所・出席者数
日時:令和5年7月20日(木曜日)午後2時00分から午後2時59分
場所:群馬県庁 28階 281-B会議室
出席者数:国土利用計画審議会委員11名、事務局5名、関係課7名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
・農業地域の縮小 8件(太田市3件、大泉町1件、館林市1件、明和町1件、安中市1件、沼田市1件)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
- 案件の中には、多くの遺跡が残る地域もある。事業を進めていく中で、新たに遺跡や遺物が確認された場合には、地元の教育委員会ともよく連携を図りながら、開発等を進めていただきたい。
- 変更を予定する区域の一つは、工業専用地域である。非常に異なる用途地域が隣接する場合には、隣接する箇所に緩衝地帯又は緑地を設けるような、できるだけ住居地域に影響を与えないような土地利用計画を作成していただきたい。
- 今、自然災害が非常に、大きな問題となっている。工業団地を造成する際には、ハザードマップの把握及び適切な排水計画の作成が非常に大事である。ハザードマップと照らし合わせて、何年かの確率で起こりうる風水害時における水位を想定した上で、排水や地盤高の造成を計画して開発してもらいたい。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
令和4年度第1回
1 日時・場所・出席者数
日時:令和4年12月21日(水曜日)午後2時00分から午後3時17分
場所:群馬県庁 28階 281-B会議室
出席者数:国土利用計画審議会委員12名、事務局6名、関係課9名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
- 農業地域の縮小 1件(伊勢崎市1件)
- 森林地域の縮小 5件(嬬恋村1件、高山村3件、東吾妻町1件)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
- 農業地域の縮小案件に係る埋蔵文化財については、地元の市教育委員会等との間で事前に十分、調整されていると思うが、今後も、埋蔵文化財の確認を進めていただきたい。
- 農業地域の縮小案件に係る地域は、市の浸水想定区域内に含まれていることから、計画の推進に際しては、水害を発生させないような対策・調査を行うことが必要である。
- 太陽光発電施設内の調整池など水害防止施設における浚渫などのメンテナンスをしっかり行っていただきたい。
- 太陽光発電施設が設置された後の状況が心配である。日本の森林をいかに守っていくかが重要である。
- 現在、太陽光発電事業には、設置施設の廃棄費用について積立義務が課されているが、今後も状況を注視していく必要がある。
- 農地を手放して、太陽光発電施設が設置されている現状がある。個別に開発され、気が付くと、大きな面積が開発されてしまうことになる。今後、このような問題を考えていかなければならない。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
令和3年度第1回
1 日時・場所・出席者数
日時:令和3年12月17日(金曜日)午前10時30分から午後0時7分
場所:群馬県庁 第1特別会議室(29階)
出席者数:国土利用計画審議会委員10名、事務局7名、関係課6名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
- 農業地域の縮小 1件(館林市1件)
- 森林地域の縮小 12件(前橋市4件、渋川市6件、桐生市1件、太田市1件)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
- 太陽光発電施設は、施設の転売が行われるなど、所有形態が複雑になる事例があり、最初にしっかり審査することが重要である。何らかの法的なコントロールや、条例などであるべき土地利用について検討していかなければならない。
- 太陽光発電設備の設置後の管理が行き届いていない面がある。地元住民や関係所有者の関与が必要であり、維持管理については何らかの決まりが設けられると良い。
- 森林の二酸化炭素の吸収効果が注目される中で、森林を確保するということの検討があっても良い。
- 森林地域の縮小事案については、開発が完了した後に審議会に上がってくるが、林地開発許可前に、開発審査の中で、災害防止や二酸化炭素の吸収効果、施設の管理のあり方、森林の確保量などが事前に検討されることを期待する。
- 太陽光発電施設の設置について、今後も森林がどのくらい太陽光発電施設に変わってしまうのかが非常に心配であり、どこかで止めることが必要である。災害の発生や設備の廃棄の問題などが懸念されるので、公共の福祉を優先させる施設の設置を考える場があると良い。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
令和2年度第1回
1 日時・場所・出席者数
日時:令和3年1月19日(火曜日)(書面開催)
出席者数:国土利用計画審議会委員14名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
- 農業地域の縮小 1件(前橋市1件)
- 森林地域の縮小 5件(沼田市2件、昭和村3件)
- 自然公園地域の拡大 1件(片品村1件)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
- 前橋市郊外の土地利用のあり方とすれば、農業振興地域として整備された地域は農業用地として活用すべきではあるが、周辺の都市施設整備状況、都市化圧力などを勘案すると農業地域の縮小はやむを得ないと考える。
- 太陽光発電施設の管理や災害予防に関して、しっかり指導をしていただきたい。
- 太陽光発電施設が完成した後も、土砂流出等の災害の有無など、施設の状況を今後も確認していく必要がある。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
令和元年度第2回
1 日時・場所・出席者数
日時:令和元年12月26日(木曜日)午後1時23分から午後3時25分
場所:群馬県庁 審議会室(7階)
出席者数:国土利用計画審議会委員10名、事務局6名、関係課8名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
- 都市地域の拡大 1件(前橋市)
- 農業地域の縮小 17件(前橋市、高崎市、太田市8件、藤岡市、玉村町、明和町3件、千代田町、邑楽町)
- 森林地域の縮小 17件(高崎市3件、安中市6件、藤岡市3件、富岡市4件、長野原町)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
- 遊水地のような役割を果たしている地域が工業用地になると、固定資産税や法人税が入ってくるが、水害などが発生したときのマイナス面も見ていく必要がある。
- 太陽光発電施設の設置については、総合的に見ていく必要がある。
- ソーラーパネルの処分費を積み立てている業者もあるが、事業終了後、適切に処分されるよう注視していくことが大事。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
令和元年度第1回
1 日時・場所・出席者数
日時:令和元年6月27日(木曜日)午後1時30分から午後2時8分
場所:群馬県庁 審議会室(7階)
出席者数:国土利用計画審議会委員9名、事務局6名、関係課5名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
農業地域の縮小 1件(吉岡町)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
農業地域の縮小について
- 人口減少社会の中で考えていくとき、沿線開発と中心市街地の活性化など全体像を押さえていくことをしないといけない。
- スマートインターのところは、大々的に改修している。スマートインターと前橋伊香保線と利便性が高い。吉岡町が一体をどういうふうにしていくかという問題を踏まえる必要がある。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
平成30年度
1 日時・場所・出席者数
日時:平成30年11月7日(水曜日)午後1時30分から午後2時35分
場所:群馬県庁 審議会室(7階)
出席者数:国土利用計画審議会委員10名、事務局5名、関係課3名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
農業地域の縮小 1件(明和町)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
農業地域の縮小について
- 住宅街も近いので環境整備に考慮しながら、計画して欲しい。企業も来るということだが、農地もできるだけ残して欲しい。
- 食糧自給率が40%を切る中で農地を減らしていくのは、食糧事情に不安を感じる。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
平成29年度
1 日時・場所・出席者数
日時:平成30年2月5日(月曜日)午後1時30分から午後3時19分
場所:群馬県庁 審議会室(7階)
出席者数:国土利用計画審議会委員11名、事務局7名、関係課7名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
- 都市地域の拡大 1件(長野原町)
- 農業地域の縮小 2件(太田市)
- 森林地域の縮小 7件(中之条町、長野原町、嬬恋村4件、東吾妻町)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
都市地域の拡大について
吾妻峡は川原湯温泉も含めた周辺地域と一体としての景観がすばらしい。都市地域の拡大にあたっては、関係者の皆様にうまくその価値を活かす方向で計画を考えてほしい。
農業地域の縮小について
- 今回の変更区域のすぐ近くに東山道公園があり、古代の幹線道路として日本の歴史で重要な遺跡が一部残っている。農地部分が都市地域化(工業団地)していく中で、重要な遺跡が出てくることを踏まえておく必要がある。
- 市街化区域がだんだんと広がっていくわけだが、中途半端に拡大されると農業者はやりづらくなる。
森林地域の縮小について
- 農地や山林で太陽光が増えてきている。規模が大きいものは防災設備が必要になるようだが、小さいものが集まって大きくなったときに、防災は大丈夫なのか。
- 景観や住民の安全などに視点を置いて、県全体として総合的に土地利用を見ていくことが必要である。
- 太陽光発電について、独自に県で規制をかけることを考えてほしい。
- 別荘地周辺の開発については、別荘地の方の意見も斟酌していく必要がある。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
平成28年度
1 日時・場所・出席者数
日時:平成28年10月18日(火曜日)午後1時30分から午後2時15分
場所:群馬県庁 審議会室(7階)
出席者数:国土利用計画審議会委員7名、事務局7名、関係課9名
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
- 農業地域の縮小 9件(高崎市、太田市、藤岡市、安中市4件、明和町、千代田町)
- 森林地域の縮小 2件(前橋市、太田市)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
農業地域の縮小について
- 太田市の案件については、立地条件的には市街化区域になっていておかしくない地域である。また、インターネットで太田市の文化財を調べてみたところ、今回の地区は文化財の指定地域にも該当しておらず、特に問題ないと思う。
- 農地が減少することについて問題はないのか。
- 具体的な進出企業は決まっているのか。
- 高崎市の案件については、特別支援学校と保育園が近いので、問題のないよう配慮をお願いしたい。
森林地域の縮小について
- 太田市の案件について、今後、全域がスマートインターとなるのか。
- 前橋市の案件について、雨水の処理対策はどうか。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
平成27年度
1 日時・場所
日時:平成28年1月25日(月曜日)午後1時30分から午後3時
場所:群馬県庁 第一特別会議室(29階)
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
- 農業地域の縮小 1件(太田市)
- 森林地域の縮小 1件(昭和村)
- 森林地域の拡大 14件(沼田市3件、片品村4件、川場村1件、みなかみ町6件)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
農業地域の縮小について
- 今回の変更区域の西側には、八王子丘陵、さらに北関東自動車道を挟んで金山丘陵があり、山が連なって、非常に緑豊かで歴史的に重要な地域である。産業団地造成にあたっては、景観保全を考えてもらうことが重要である。
- 丘陵と渡良瀬川に挟まれた低地になっているところなど、水害への対策は考えているのか。
森林地域の縮小について
- 災害対策について、最近のゲリラ豪雨などの気象変化に対応した基準変更はされているのか。
森林地域の拡大について
- 森林地域の拡大により農業地域と森林地域が重複する地域があるが、今後、土地利用を行う上で権利や規制などの変更があるのか。
- 森林地域と自然公園地域の重複地域で木を伐採したいという場合に、森林法と自然公園法のどちらの法律の規制がかかるのか。
- 都市地域と森林地域が重複している部分があるが、この都市地域は、将来の別荘やレジャー施設開発を念頭に地域指定されたものか。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。
平成26年度
1 日時・場所
日時:平成27年1月30日(金曜日) 午後2時00分から午後3時30分まで
場所:群馬県庁 第一特別会議室(29階)
2 議題
群馬県土地利用基本計画の変更について
- 都市地域の拡大 1件(前橋市)
- 農業地域の縮小 4件(前橋市、伊勢崎市、玉村町、館林市)
- 森林地域の縮小 4件(高崎市2件、安中市、藤岡市)
- 自然公園地域の縮小 1件(みなかみ町)
3 審議結果等の概要
(1)主な意見等
都市地域の拡大について
- 人口が減少していく中、市街地を広げるというのではなく、開発をコントロールしていくという趣旨であればいいと思う。
- 具体的に開発申請が出てきているのか。それとも、事前に規制の網をかけておこうということか。
農業地域の縮小について
- 具体的に企業進出の話があるのか。それとも、将来のために工業団地を広げたいということか。
- 農業を続けたいという方はいないのか。もし農業を続けたいという方が少数でもいた場合、何か配慮がされているのか。
- 県の農業政策としては、都市近郊の農地での開発を増やしていく方向なのか、それとも抑制していくのか。
森林地域の縮小について
- 森林を活用できていない人も多いので、水源等に影響を及ぼさないようであれば、太陽光パネルの設置というのも、活用方法の一つとしていいと思う。
- 森林を縮小することによる自然災害への影響はどうか。
自然公園地域の縮小について
自然公園地域を縮小することによって、開発が簡単になるのか。
(2)結果
群馬県土地利用基本計画(計画図)の変更について、原案のとおり承認された。