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子ども医療費無料化アンケートについて
更新日:2012年10月11日
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1 目的
子ども医療費助成制度について、今後の同事業の参考とするために、子どもの保護者に対してアンケートを実施した。
2 実施期間
平成24年7月19日~31日
3 調査対象者
高崎市内において抽出した保育園、小学校、中学校に通う子ども約3,000名のうち、福祉医療費受給資格者証の交付を受けている子どもの保護者
4 回答率
約31.9%(有効回答数 809件/調査依頼数 2,535世帯)
問1 子ども医療費助成制度の主な特徴のうち、どれを知っていますか。(複数回答可)
- 約9割が「中学校卒業まで対象」・「自己負担なし」を知っていると回答
問2 子ども医療費助成制度は、どのような点で生活に役立っていますか。(複数回答可)
- 約9割が「経済的負担の軽減」・「早期治療による子どもの健全な成長促進」と回答
問3 #(シャープ)8000番(群馬こども救急相談)を利用したことがありますか。
- 約29%が制度を利用したことがあると回答。
制度を利用したことがないと回答した約55%と合わせると、約85%が#(シャープ)8000番を知っていた。
問4 子どもの受診にあたり、どのようなことに気を付けていますか。(回答は2つまで)
- 約9割が「軽度な症状の場合は様子を見守る」と回答するほか、「過剰な受診を控える」「#(シャープ)8000番を利用する」等の回答が多い。
一方、「自己負担がないので、とりあえず医療機関に行ってみる」の回答数は76件あるが、このうち、この項目のみを選択したのは16件(本アンケート回答者の2.0%)にとどまっており、多くの保護者が適正受診を心がける行動をとっていると推察される。
問5 診察や薬代などかかった医療費を把握していますか。
- 「把握している」・「だいたい把握している」を合わせると約4分の3はかかった医療費を把握している。
問6 中学生まで無料化したことへの意見(自由記入)
- 自由記入欄を設けたところ、531人から意見があり、内容別に分類すると776件に分けられる。776件のうち660件、85.1%が「安心・感謝・助かる」や「継続希望」など本制度への支持・賛成であった。
その他、少数となるが、「高校生までの拡大」を含む各種要望や、「財政面の危惧」などを懸念する意見、「所得制限導入」など支給要件見直しの意見もあった。
【自由記入欄】に寄せられた保護者の意見(抜粋)
- 県外の知人に医療費無料化をとてもうらやましがられる。ぐーちょきパスポートも含め群馬は子育てをしやすい環境にあると思うので、これからも続けて欲しい。
- 本制度を通して、親の負担を減らし、子ども達の健康を守るすばらしい県だと思う。医療費を把握していなかったことを反省し、無料だからいいではなく、これからは医療費を気にかけて制度のありがたさに感謝したいと思う。
- 小さい子はよく体調を崩すので、休日や夜間に医療機関が受診体制を整えていることがとても助かる。加えて無料化によって早期に医療機関に連れて行くことができるので本当に良い。他県から転入した自分には、これだけ子どもに力を入れている県は群馬県だけではないかと思った。
- 早期に十分な治療が受けられることは重症化を未然に防ぎ、他のお子さんへの感染を予防しているはずである。税金でまかなわれていることも承知しているが、このまま制度を継続できれば少子化対策にもなるうえ、子ども達の将来の健康につながると思う。また、小さい時から健康に気を配っていれば、大人になった時や老後も健康に過ごすことができ、結果として医療費を抑えられると考える。
- 子どもがぜん息とアレルギーを持っているのでとてもありがたい。無料化のおかげで、ひどくなる前に受診し、薬を使ってコントロールできたので、今はほとんど、ぜん息の発作もなく運動部で頑張っている。
※詳細な集計結果はこちらをご覧下さい。