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平成27年2月6日 県立森林公園評価委員会

更新日:2016年3月10日 印刷ページ表示

1 日時、場所、出席者

  • 日時 平成27年2月6日(金曜日)午後1時30分~午後4時15分
  • 場所 群馬県庁161会議室
  • 出席委員 5名(1名途中退席)

2 議事概要

(1)赤城森林公園・赤城ふれあいの森

ア 赤城森林公園・赤城ふれあいの森について指定管理者(群馬県森林組合連合会)から説明

 施設概要、事業内容、自主事業及び利用者アンケートの結果について説明

イ 評価委員と指定管理者による質疑(主なもの)

  • 【委員】来園者は多いが、アンケートの回収率が低い。実施方法を工夫しているのか。宿泊施設、バーベキュー施設、木工教室の利用者にはどのように働きかけているのか。
  • 【指定管理者】受付時にお願いしているが、無回答や用紙を紛失するケースが多い。
     今年度はアンケート用紙の準備が遅れ、開始が9月となったため、宿泊者やバーベキュー利用者の回答数が少なくなってしまった。
  • 【委員】この回収率では利用者全体の意見とは言えない。他県の施設では、代表者に回答を義務づけているところもあるので参考にしてほしい。
  • 【委員】各イベントの参加者は来園者数に含まれているのか。
  • 【指定管理者】含まれている。
  • 【委員】秋のイベントの参加者が少ないのはなぜか。
  • 【指定管理者】台風が接近した影響や、申込者の体調不良等によるキャンセルがあったためである。
  • 【委員】毎月イベントを開催しているのは素晴らしい。今後も続けてもらいたい。
  • 【委員】参加費を徴収しているが、保険料に充てているのか。
  • 【指定管理者】保険は別に入っている。参加費は材料費に充てている。
  • 【委員】イベントのリピーターはいるのか。
  • 【指定管理者】いる。今年度初めて来た方で、ほぼ全てのイベントに参加された方もいる。
  • 過去にイベントに参加した人には、ダイレクトメールにより開催案内を送付するほか、インターネットでも周知を行っている。
  • 9月から11月は、「ぐんま山と森の月間」協賛イベントとして開催したので、県で発行するチラシ等に掲載された影響もあり参加者が多い。
  • 【委員】イベント参加者にアンケートは実施しているのか。
  • 【指定管理者】イベント評価のアンケートをお願いしており、延べ109件の回答を頂き、約8割は満足と回答している。やや不満とした2割については、時期に花が咲いてなかったり、きのこの生育が悪いなどの理由であった。
  • 【委員】イベント評価のアンケートに施設の評価も加えるとよい。また、森林公園なので、歩くだけのイベントがあってもよいと思う。
  • 【委員】歩くには道が良くないといけない、園内の道の整備はどうしているのか。
  • 【指定管理者】職員が巡視し、必要に応じてその都度整備している。夏場の草刈りは来園者がよく通るところを優先的に実施しており、1ヶ月で全体の整備を行っている。
  • 【委員】トイレ等清掃を要する場所は、どのように整備しているのか。
  • 【指定管理者】週2~3回行っている。利用者が増える時期は、それよりも多く行っている。
  • 【委員】今年度の来園者に怪我、事故はあったか。
  • 【指定管理者】ハチの被害はあるが、施設が原因のものはない。
  • 【委員】3万円以上のものが壊れた場合の対応はどうか。また、発生頻度はどれくらいか。
  • 【指定管理者】業者から見積もりをとって、渋川森林事務所に報告し、対応している。
     施設が20年を超え、水道のポンプや制御盤等の不具合が出始める時期でもあり、そういった不具合が今年は多かった。
  • 【委員】アンケートの要望でウォシュレットの導入があるが、何人位いたのか。また、どう対応しているのか。
  • 【指定管理者】赤城木の家のトイレの事で、人数は1名、要望事項として県にあげる予定である。
  • 【委員】各公園に予算はどれくらいあるのか。
  • 【事務局】500万円程度である。前年度に各公園に要望をきいて予算要求している。
     緊急に対応が必要な場合は財政課に協議して予算を確保している。
  • 【委員】森林環境教室の取組状況はどうか。
  • 【指定管理者】今年度は、7月に館林緑の少年団を対象に開催した。来年度、市町村の教育委員会やボーイスカウト、ガールスカウトの事務局等にPRしていく予定である。
  • 【委員】利用団体一覧をみると、学校が少ないが県としての取組みはどうか。
  • 【事務局】学校を対象とした事業に小中学生を対象としたフォレストリースクールがあるが、学校へ出向くことが多い。森の体験教室を森林公園で実施した事もあったが、参加人数が少ないことが課題となっており、学校や育成会等と連携できるよう模索中である。
  • 【委員】インタープリター等が独自イベントのため場所を借りているケースはあるか。
  • 【指定管理者】インタープリターが独自の木工教室やリースづくり等イベントで活用し、インストラクター会が間伐学習館を会議で2回ほど利用している。
  • 【委員】宿泊施設の利用時期を延ばしたが利用者は増えたのか。
  • 【指定管理者】昨年度より減っている。理由としては、悪天候によるキャンセルや個人利用者の場合は、子供の体調不良によるキャンセルなどがあった。そのほかの要因として、バンガローは人気があるが、テントしか空いていない場合、利用を諦めてしまうケースが多い。
  • 【委員】スノーシューを使った自然観察会の講師はどうしているのか。
  • 【指定管理者】インストラクター会に依頼している。

(2)みかぼ森林公園

ア みかぼ森林公園について指定管理者(みかぼパークマネジメントJV)から説明

 施設概要、事業内容、自主事業及び利用者アンケートの結果について説明

イ 評価委員と指定管理者による質疑(主なもの)

  • 【委員】観測カメラのサンプル写真2枚は角度が違うが固定ではないのか。
  • 【指定管理者】固定である。ベルトで取付けるタイプで、写らない所があり角度調整したため写真は角度がずれている。
  • 【委員】盗まれたカメラを追跡することはできないのか。
  • 【指定管理者】事務所の中にバックアップ電源を置き、24時間データを本部に送り続けられるようにし、犯人を特定できるようにしている。
     基本的には、クマが何かを食べているところや、植物の開花までを撮影するものを流用している。
  • 【委員】現地調査時はイベントが開催されていなかったが、本日は充実したイベントの報告で嬉しい。開催時期が遅いが、来年度はもっと早い開催となる予定か。
  • 【指定管理者】来年度は開催時期を早める予定である。
  • 【委員】星空観察会について、道中の暗さ等についての反応はどうか。
  • 【指定管理者】星空観察会は、夜に公園までの道中が真っ暗で怖かったという声もあった。
  •  しかし、真っ暗だからこそなかなか見ることのできない星を見られてよかったという声もあった。
  • 【委員】本日提出された社内打合せ資料の「事業計画3 自主事業」の収入にある物品販売については、具体的にどういったものを想定していたのか。
  • 【指定管理者】当初はカロリーメイトや非常食などを考えていたが、殆ど行っていない状況である。イベントの時のみクマよけの鈴やポイズンリムーバーを販売している。
  •  飲食物、安全に関わるもの及びアウトドアで便利なものを充実させ、4月から許可をもらい本格的に販売を開始する予定である。
  •  また、現在試験的に水とお湯がでる給水器を置いているが、来年度からは有料で提供したい。本公園のみの設置では赤字となるが、飲料水確保のため、他のところに設置してあるものとで相殺する。
  • 【委員】現段階でどういったものが売れているのか。
  • 【指定管理者】カロリーメイトやスープ、カップラーメン等飲食系である。クマ鈴は現在レンタルのため売上げはない。
  •  当初、常駐職員が販売する予定だったが、外での作業があるため難しく、イベント時のみ本社から人を手配して販売することとした。
  • 【委員】情報発信しているが参加者が少ない原因をどう分析しているか。
  • 【指定管理者】開催の時期が予定より遅れたこと、チラシの完成が遅れ、周知期間が短かったことと考えている。
  •  併せて、昨年度までの管理者は、自主事業の開催が年1回だったためリピーターが少ない影響もある。群馬の森は上毛新聞に情報を掲載すると問い合わせが殺到するが、本公園の場合は問い合わせも少なく施設の認知度が低いと考えられる。
     自然観察会も場所がわからないのでキャンセルということもあった。ナビによって表示されないこともあるので、ホームページのアクセスマップを改良したが、アクセスについて課題があると感じている。
  • 【委員】最新機器の導入等、若い人の新しい感覚で頼もしい。本公園は貴重な樹木や山野草があるため、イベントの実施も大変だと思うが、少しずつがんばってほしい。
  •  アクセスの件も県や市町村に相談しつつ、目的と特徴を活かした事業を行ってほしい。
  • 【委員】1回のイベントの参加人数は、動植物の保護の観点からも10人程度が理想と思うがどうか。
  • 【指定管理者】動植物の保護については、県立子どもの国の指定管理者とお互いに情報交換しながら行う方向で準備中である。
  • 【委員】日光白根のコマクサや野反湖のアオイのように地元の人が増やすという方法もある。
  • 【委員】森林公園管理経験者はどれくらいいるのか。
  • 【指定管理者】前管理者の時から残ってもらった2名である。森林公園の管理を教えてもらうため1年間残ってもらった。
  • 【委員】緊急時の体制はどうか。
  • 【指定管理者】毎朝携帯電話で連絡をとることとしている。
     複数人がいる時は、トレイルランニングの業務用無線機で試験的に通信を行っている。
     当初の提案のWi-Fiについては、現在赤城から発信しているが、今年から高崎の市街地から発信する試みも行っている。4月からは発信基地を増やして行う予定である。
     また、緊急マニュアル及び系統図を作成し、連絡が取れない場合の対策もできている。
  • 【委員】自然観察会の参加者がマムシに咬まれた場合等、安全安心の確保はどうなっているのか。
  • 【指定管理者】現段階で具体的な緊急時の危機管理体制がとれていない状況である。トレイルランニングでは無線を携帯するなど連絡系統がとれているが、自然観察会では手当のためのキットを講師に携帯してもらう等初期対応マニュアルの作成を予定している。
  • 【委員】衛星電話は使用しているのか。
  • 【指定管理者】4月から11月までは事務所で使用している。電波が弱いため、設置場所等検討している。
     持ち運べるが、山の中では条件がよくないと電波がとれない。
     当社が予定していた衛星電話は電波は強いが、天文台の関係で藤岡市でもこの公園のあたりだけ規制がかかっている。
  • 【委員】グループで山に入る人は、管理棟に連絡するのか。
  • 【指定管理者】ホームページで携帯電話のマップを公開しており、そこから連絡をするのが現実的である。また、四阿にはマップと管理人の連絡先を掲示している。

(3)県立森林公園「21世紀の森」

ア 21世紀の森について指定管理者(利根沼田森林組合)から説明

 施設概要、事業内容、自主事業及び利用者アンケートの結果について説明

イ 評価委員と指定管理者による質疑(主なもの)

  • 【委員】世田谷の学校の移動教室では、どのような活動をしているのか。
  • 【指定管理者】ふじやまビレッジから公園内の散策道を約1日かけて歩いてもらっている。
     震災後、歩道も県に除染してもらい安全な数値に戻っている。
  • 【委員】放射能の状況の周知はどうしているか。
  • 【指定管理者】第1駐車場にある休憩避難棟に数値を掲示している。
  • 【委員】行く前に調べるにはどうするのか。
  • 【指定管理者】公園に直接問い合わせてもらえれば回答する。
  • 【委員】公園や県のホームページでわかるとよいがどうか。
  • 【事務局】群馬県のホームページの統合型情報システム「マッピングぐんま」に掲示している。
  • 【委員】園内のトイレ清掃や管理のための見回りはどうか。
  • 【指定管理者】トイレ清掃は毎日行っており、車道も1日3回見回りしている。
  • 【委員】施設の維持修繕について、維持管理費の支出が大きいが何にかかっているのか。
  • 【指定管理者】芝の管理及び汚水排水の管理にかかるものである。6月から9月は常時芝を刈らないとならない。
     なお、委託料は、トイレ等の清掃管理を会社に委託している分である。
  • 【委員】修繕の必要はどうか。
  • 【指定管理者】設置から17年経過しておりトイレ等に傷みがでている。かろうじて維持している状態であり、県に協議している。
  • 【委員】園内巡視で歩道はどれくらいか。
  • 【指定管理者】週1回である。
  • 【委員】歩道にトイレはあるのか。
  • 【指定管理者】ある。汲み取りもあるが、使用頻度は低いため、月に一回程度の清掃を行っている。
  • 【委員】もっと公園が利用される案はあるか。
  • 【指定管理者】キャンプの申込みはあるが、火が使えないため使用できない。以前は沼田周辺の幼稚園等がバスで来ていたが、震災後減ってしまった。
  • 【委員】野外音楽祭や雪祭りのほかに、新しい自主事業のアイディアはあるのか。
  • 【指定管理者】きのこの採取観察会も震災後できなくなった。もう少しで再開できると思う。
  • 【委員】雪を利用してのイベントはどうか。
  • 【指定管理者】冬場の自主事業として、雪祭りと星空観察会を2回行ったが、場所が場所なので難しい。
     現在はスノーモービルのコースとしてたくさんの人が訪れているが、休園中なので把握ができない。
  • 【委員】休園中も申請があれば使えるのか。
  • 【指定管理者】使用できる。今年は夏にダンスフェスティバルの申請がきている。
  • 【委員】ボランティアはどれくらいの団体が参加しているか。
  • 【指定管理者】県内外で常時5団体、のべ250程度である。
  • 【委員】世田谷の子どもたちが歩くコースを散策コースとして売りにできないか。
  • 【指定管理者】マップにも記載されているため歩いている人はいると思うが、公園が広いため把握できていない。
  • 【委員】森と広場の活用を検討し、公園のよいところをもっとPRすべきである。歩くための公園、車と歩きを組み合わせたイベントや世田谷の子供達は歩くだけでなく、自然観察と抱合せで何か出来ないか。

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