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11月 令和2年度農業基礎講座の開催~新規就農者の経営安定にむけて~
1 ねらいと背景
新規就農者が、農業の基本的な知識を得るとともに、広い視野を持ち経営目標に向かって取り組んでいくことを目的として、講義だけでなく実習、視察研修、先輩農業者との交流会などを交えた講座を毎年開催しています。
2 取り組み内容
本年度の農業基礎講座は、9月15日から11月18日まで計5回開催しました。
第2回目の講座は、施設キュウリ経営の農業経営士と、新規参入して7年目の露地野菜経営農業者のほ場での視察研修をしました。参加者からは「実際に作物を見ながら話を聞くことができ良い経験になった」という声がありました。
第4回目の講座では、新規就農者と農業経営士との交流会を開催しました。農業経営士から、経営の特徴や就農からの発展経緯を話してもらい、新規就農者からは、現在の課題や将来への抱負を発表し、質疑応答形式で意見交換を行いました。新規就農者からの相談などに関して、農業経営士からや規模拡大のタイミングや、親子関係について自信の体験を基にしたアドバイスがありました。新規就農者と農業経営士の繋がりができ、有意義な交流会となりました。
3 今後の方向性
新規就農者が経営を確立し地域に定着していくためには、農業に関する基本的な知識・技術の習得とともに、頼りになる先輩農業者や同じ立場の新規就農者との交流を促し、営農に対する不安を解消し安心して農業に取り組める環境を整備していくことが重要です。引き続き関係機関と連携し、新規就農者の定着支援に取り組んでいきます。
先進農業者視察研修
新規就農者等と農業経営士の交流会