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6月 子実用とうもろこしによる自給飼料生産の取り組み

更新日:2021年7月30日 印刷ページ表示

モデル生産ほ場で播種作業を行いました

 6月10日に、玉村町の子実用とうもろこしモデル生産ほ場において、高速高精度汎用播種機による播種作業を行いました。

1 ねらいと背景

 家畜の濃厚飼料の9割は輸入されており、生産コストの3~5割を占める飼料費が高騰しており畜産経営を圧迫しています。近年、国産濃厚飼料の安定供給に向けて、全畜種に供給可能な子実とうもろこしの国内生産が増えています。
 また、水田輪作におけるとうもろこし栽培は、輪作作物の連作障害解消や収量増加に効果があり、作業工程も省力化が可能なことから耕種農家が注目しています。
 そこで普及指導課では、耕畜連携の促進や飼料自給率向上に繋げるため、関係機関と連携して、管内における栽培適性を確認し、子実用とうもろこしの生産拡大を目指します。

2 取り組み内容

 本県では、令和2年度から玉村町で子実用トウモロコシのモデル生産に取組んできました。今年度は、昨年の課題であった湿害対策と栽培適性の検討を行います。
 4月21日に関係者による全体打合せを実施し、取組概要について情報共有を図りました。6月10日に、県畜産課・畜産試験場など関係者17名が参加し、高速高精度汎用播種機を用いて、農業生産法人が播種作業を行いました。
 モデル生産ほ場では、大麦収穫後にプラウ及びバーチカルハローによる耕起整地を行い、湿害対策として、ほ場の周囲にプラウで溝を作りました。播種作業は、1.8ヘクタールを約1時間半(微調整の時間を除く)で終えることができました。

3 今後の方向

 湿害などの課題対策方法の検討や輪作作物への効果に係る調査を行うとともに、子実用とうもろこしの安定生産と流通体制の構築を支援していきます。

播種作業の様子写真
播種作業の様子

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