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8月 渋川市リンゴ生産者の現状把握のためのアンケート調査の実施
担い手へのリンゴ園地の流動化を目指して
普及指導課では、高齢化等により、栽培面積が減少している渋川市のリンゴ園地の流動化推進を目的として、市内のリンゴ生産者の現状を把握するためのアンケート調査に取り組んでいます。
1 ねらいと背景
伊香保温泉に隣接した渋川市のリンゴは、沿道直売を主体にした観光果樹園として地域に定着しています。しかし、近年は、生産者の高齢化等により栽培面積の減少が続いています。産地維持のためには、栽培をやめる園地を新たな担い手や規模拡大を希望する生産者へ貸し出し、園地の流動化を推進することで、リンゴ園地を将来にわたって維持していくことが必要となっています。園地流動化を推進するにあたっては、各リンゴ生産者の今後の営農意思や園地貸し出しの可否など、産地の現状把握が要不可欠です。
そこで、普及指導課では、生産者の現状を把握するために、リンゴ生産者へのアンケート調査を実施しています。
2 取り組み内容
普及指導課では、今年度から講習会や日頃の巡回の際に、市内のリンゴ生産者を対象として、生産者の現状を把握するためのアンケート調査に取り組んでいます。生産面積や栽培品種等の園地の基本情報や、今後の営農規模、5年後、10年後の営農の意思、園地貸し出しの可否、後継者の有無などの情報の聞き取りを行っています。
収集した園地情報については、googleマイマップに記録し、どの地域で園地の貸借を希望する生産者がいるのか、タブレット上で確認できるようにしています。
3 今後の方向
今後も市内のリンゴ生産者へのアンケート調査を継続して実施します。収集した情報を元に、リンゴ園地の流動化が図られるよう、普及指導活動を行っていきます。
アンケート調査の様子