本文
8月 モモ園における中型獣被害防止対策の現地研修会開催
更新日:2021年10月7日
印刷ページ表示
ハクビシンやアライグマに有効な対策とは
前橋市南部地区では、中型獣によるモモの食害を防止するために、電気柵による侵入防止と箱檻による捕獲を組み合わせた対策に取り組んでいます。この被害防止対策を他の地域に波及させるため、中型獣被害防止対策の現地研修会を開催しました。
1 ねらいと背景
前橋市南部地区では、年々ハクビシンやアライグマ等によるモモの食害が増加しており、その対策が課題となっています。
そこで、令和2年度から「鳥獣害に強い集落づくり支援事業」を活用し、電気柵による侵入防止と箱檻による捕獲を組み合わせた被害防止対策に取り組んでいます。
この被害防止対策を他の地域に波及させるために、現地研修会を開催しました。
2 取り組み内容
7月上旬に前橋市新堀町のモモ園に電気柵「楽落くん」(トリカルネットを利用)と箱檻を設置し、留意点等を生産者に周知しました。
8月27日には、電気柵や箱檻の設置効果と中型獣の殺処分方法の検討を目的として、現地研修会を開催しました。現地研修会では、JA前橋市南部果樹部会や関係者18名が参加し、中型獣の特徴や被害防止対策及び捕獲後の炭酸ガスを用いた殺処分方法について検討し、意見交換を行うことができました。
3 今後の方向
今後も被害対策を実施した果樹園を拠点に、被害防止対策を他の地域へ波及させるため、関係機関と連携して推進していきます。
電気柵の設置状況を確認する参加者
炭酸ガス殺装置の本体