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9月 WCS用イネ早生系統高糖分高消化性品種の栽培実証検討会の実施

更新日:2021年10月7日 印刷ページ表示

WCS用イネの高品質安定生産に向けて

 9月10日に、玉村町のWCS用イネ早生系統高糖分高消化性品種の実証ほにおいて、試験品種「つきはやか」「つきあやか」及び対象品種「夢あおば」「つきすずか」の栽培に関する現地検討会を行いました。

1 ねらいと背景

 牛の飼料となるWCS用イネは、水田のフル活用や飼料自給率の向上対策として生産の推進が図られています。近年、極短穂で茎葉に糖分が蓄積される高糖分高消化性品種が、牛の嗜好性や消化率及び発酵品質の良さから高評価を受けています。しかし、縞葉枯病抵抗性を持つ品種は極晩生の「つきすずか」のみでした。今般、縞葉枯病抵抗性を持つ早生系統の高糖分高消化性品種「つきはやか」と「つきあやか」が品種登録されたため、普及指導課では、玉村町において、現地適応性を調査するとともに、WCS用イネ生産団体の畜産農家からの需要対応力や作業分散による生産体制の強化支援に取り組みます。

2 取り組み内容

 5月に玉村町の農業組合法人 上陽のWCS用イネ生産ほ場に実証ほを設置しました。8月下旬から出穂期となったため、試験品種の特性の確認と、従来から生産している「夢あおば」や「つきすずか」との比較及び生産体制の検討を目的として、9月10日に現地検討会を開催しました。現地検討会には玉村町WCS生産者協議会の構成法人や関係者20名が参加し、従来品種との生育の相違点の確認や今後の収穫スケジュールなどの生産体制について検討・意見交換を行うことができました。

3 今後の方向

 新品種の栽培に係る調査および牛の嗜好性調査を行うとともに、畜産農家の需要に応じたWCS用イネの高品質安定生産体制の構築を支援していきます。

現地検討会の様子の画像
現地検討会の様子

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