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7月 イチゴ育苗技術改善(個別巡回) 第2弾
平坦地育苗ほ個別巡回指導
イチゴ栽培で最も重要となる苗生産において、健苗育成により年内収量を確保するための改善の取組が始まっています。個別巡回指導により、生産者に合わせた細かな提案を行っています。
1 ねらいと背景
藤岡市は県内一のイチゴ産地で、今年も次作に向けた育苗が行われています。イチゴにとって育苗は最も重要な作業ですが、管内では親株定植時期が遅い等により、収量が十分に確保できていない事例も散見されていました。そこで、指導センターでは、昨年度から育苗技術向上に向けた働きかけを行い、各生産者のほ場で改善の取組が始まっています。
2 取り組み内容
昨年度実施した「いちごステップアップ講座」やほ場巡回において、育苗管理の重要性と改善を呼びかけました。その結果、今年度は育苗のスタートとなる親株定植を早めた生産者が20名となりました。その他にも、ポット育苗の導入や、ポット資材や培土の変更、天敵導入等、様々な改善の取組が始まっています。
これらの取組を成功に繋げるため、JAたのふじと連携して、平坦地育苗を行う全47戸の育苗ほの巡回指導を行いました(第1回:6月9~16日、第2回:7月7~13日)。
当初は今までの作業スケジュールが変わることへの戸惑いがあったものの、親株定植を早めて順調に苗を確保できていることで、手応えを感じた生産者も多く、徐々に改善の成果が見えてきています。
3 今後の方向
今後も巡回指導を継続し、一つ一つの取組を成功に繋げるための支援を行っていきます。また、育苗に関する実証ほの設置や現地研修会により、技術の普及と定着に取り組んでいきます。
6月巡回の様子
親株定植時期の変化(戸数)