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12月 農作業安全対話型研修の開催
日頃のヒヤリハットをもとに事故防止
(農)ふじおかを対象に農作業安全対話型研修会を開催しました。一般的な授業型研修ではなく、作業者の経験をもとに事故について話し合うスタイルで、自発的に事故防止について考える機会となりました。
1 ねらいと背景
県内では、毎年10件程度の農作業死亡事故が発生しています。農業を営むうえでは、機械作業は必要不可欠なものであり、農作業事故の防止は重要な課題となっています。
今回は、水稲、小麦を約30ヘクタール作付けしている(農)ふじおかを対象に、対話型研修会を開催しました。
2 取り組み成果
令和2年12月15日にJAたのふじ協力のもと開催され、(農)ふじおかの組合員6名が出席しました。オブザーバーとして藤岡市、農研機構、日本労働安全衛生コンサルタント会、普及支援協会が参加しました。
第1部では、JAたのふじ農機センターにて高橋センター長およびクボタアグリサービス(株)を講師に、コンバインの整備研修を行いました。実際のコンバインを確認しながら、日々の点検整備の手順を確認しました。
第2部では会場を旧営農センター会議室に移し、農研機構農業技術革新工学研究センターの積氏を進行役に、対話型研修を行いました。事前に回収したアンケートをもとに、ヒヤリとした経験や事故防止対策について意見交換が行われました。参加者からは危険防止のために機械にステッカーを貼りたい等、具体的な対策のアイデアも出されました。
3 今後の方向
今回の研修会で出された意見を集約して(農)ふじおかへフィードバックし、具体的な対策に活かされるよう支援します。また、この取組を他の地域へも波及させていきます。
コンバイン整備研修の様子
対話型研修会の様子