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1月 トマト生育・栄養診断を用いた栽培管理改善の実践

更新日:2021年2月3日 印刷ページ表示

タブレット端末を利用した生育状況の可視化

 農業指導センターでは、JA多野藤岡トマト生産販売部会技術部と連携し、生育・栄養診断を用いたトマトの栽培管理・施肥方法の改善に取り組んでいます。今年度は技術部役員4名を対象として、栄養・生殖生長の状況や樹勢を数値で示す事による生育状況の可視化、植物体内の硝酸体窒素濃度の計測を実施し、温度設定等の栽培管理や施肥タイミングの判断に役立てています。

1 ねらいと背景

 多野藤岡地域は古くからの促成トマト産地となっており、JA出荷量は、なす・キュウリに次ぐ管内の主力品目となっています。しかし、近年は生産者数が減少傾向にあり、産地の維持のためには生産者数の増加や反収を上げる等の対策が必要となっています。そこで、生育・栄養診断を行い植物の状態を確認しながら、状況に応じた温度管理やかん水、追肥等を実施することにより、春先に課題となる小玉果等の改善や、反収の増加を図ります。

2 取り組み内容

 2週に1回の頻度で各生産者のほ場を巡回し、開花位値・茎径及び植物体内の硝酸体窒素濃度の調査を行っています。得られたデータはタブレット端末を用いてグラフに落とし込み可視化することで、これまでの生育の経過や、他の生産者との管理の違いによる生育状況の違い等を協議し、温度設定や施肥量等の指標としています。

3 今後の方向

 得られた生育データや出荷量等をまとめ、全生産者に繋ぐことで産地全体の技術改善を図ります。また、あわせてオンラインサービス等を使い、より多くの生産者が簡便に情報共有を出来る場の構築に取り組みます。

茎径の計測の画像
茎径の計測

タブレット端末による生育状況の可視化の画像
タブレット端末による生育状況の可視化

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