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4月 半促成キュウリ現地栽培検討会の開催

更新日:2019年8月14日 印刷ページ表示

要約

 甘楽富岡地域におけるキュウリの半促成栽培は、4月下旬頃から出荷が始まります。今回、半促成キュウリの現地検討会が開催され、技術向上が図られました。

1 ねらいと背景

 甘楽富岡地域には、促成・半促成・露地・抑制栽培と様々なキュウリの作型があります。出荷形態も市場出荷、インショップ出荷や直売所など様々です。産地の課題としては、天敵の導入が進んでいないことや導入が進んでいる炭酸ガス発生装置が充分活用できていないことなどがあります。

2 取り組み成果

 当管内の半促成作型では種苗メーカー3社の品種が導入されています。JA甘楽富岡施設園芸部会は、4月24日に種苗メーカーを招いて現地検討会を開催しました。当日は生産者7名が参加し、参加者のハウスを巡回して品種特性にあった整枝剪定・かん水・施肥などの方法を学び、各種情報交換を実施しました。
当センターからは、天敵の使用方法と効果について情報提供するとともに、当部会では促成・半促成栽培を両立する生産者が多いことから晩秋~冬期の炭酸ガスの日中施用を講習しました。炭酸ガスについては、生産者から「日中は天窓が少しでも開けば、発生させた炭酸ガスが逃げる。」や「効果を実感できない。」などの意見があるため、天窓による換気が始まる3月に日中施用の有無でハウス内炭酸ガス濃度推移を測定したデータを提供し、誤解を払拭するとともに効果的な使い方などについて情報提供しました。生産者からは「日中施用を再検討してみる。」などの声があり、意識の変化が伺えました。

3 今後の方向

 当センターでは、天敵などIPM技術と炭酸ガスの活用を推進するとともに、汁液診断による若手栽培者への施肥設計支援などを通じて生産技術の向上を支援していきます。

現地検討会の様子写真
現地検討会の様子

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