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6月 タマネギの出荷目揃会を開催 ~品質の安定したタマネギの出荷に向けて~
更新日:2019年8月14日
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要約
JA甘楽富岡ではタマネギの出荷目揃会、講習会を開催し、早期出荷を呼びかけるとともに貯蔵方法を講習しました。また、JAによる出荷規格の見直し、検査体制の強化により、現在、出荷後のクレームは0であり、順調な出荷が続いています。
1 ねらいと背景
甘楽富岡地区ではタマネギの栽培(群馬県特別栽培農産物)が盛んです。タマネギは収穫後、各生産者ごとに玉の貯蔵、乾燥後、調整して出荷になりますが、貯蔵中や出荷中に玉の腐敗が発生しないように対策することが重要です。
2 取り組み成果
6月7日に中生系統の目揃会、講習会が開催され、43名の生産者が参加しました。農業指導センター職員は、玉の腐敗対策として適期収穫、早期出荷を呼びかけるとともに、貯蔵時の換気等、貯蔵方法を講習しました。また、JAでは出荷調整が省力的な玉の磨きなしの規格を設定することで早期出荷を進めるとともに、連日、出荷物の抜き取り検査を実施し、規格品質、腐敗球の混入等を確認しています。これらの取り組みにより、出荷物の品質安定を図り、現在のところ市場クレームがなく、順調な出荷が続いています。
3 今後の方向
今後、実証ほ設置による品種特性調査や腐敗に関わる調査を実施し、タマネギ貯蔵時の腐敗対策を支援するとともに出荷物の品質安定を図ります。
目揃会
出荷物の抜き取り検査