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9月 赤いルバーブの産地化を目指して
更新日:2021年2月17日
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道の駅を核とした農業振興
要約
下仁田町と南牧村にて赤いルバーブの産地化を目指して、優良個体の選抜に取り組んでいます。
1 ねらいと背景
当センターでは、中山間地に属する下仁田町と南牧村の農業振興を図るため、新しい農産物の導入や加工品の開発などによる道の駅の活性化に取り組んでいます。今回、道の駅の関係者と協議し、冷涼な地域以外では栽培が難しいといわれる赤いルバーブの栽培に挑戦することになりました。
2 取り組み内容
和元年度に当センターにて赤くなりやすい品種の選抜を行い、令和2年度に個体選別と栽培に適した環境確認のための実証ほを設置しました。ルバーブは過湿と高温には弱いため、今年の長雨と猛暑による枯死が懸念されましたが、排水性が良く直射日光があたりにくいほ場で栽培することで半数以上の株が猛暑を乗り切ることができました。また、生き残った株から下仁田町と南牧村で1株ずつの赤いルバーブを選抜でき、生産者の方は地域の特産品にできないかと地域の集会で提案しています。
3 今後の方向
来春の株分けに向けた優良個体選抜を続け、鳥獣害の発生程度の確認を行います。また、収穫期間の長期化を目指して保温技術開発に取り組みます。
選抜中の株(葉柄が赤い、8月下旬)
通常の株(葉柄が緑色)