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2月 丹生湖生産組合で薬用作物「トウキ」の収穫・調整作業を実践

更新日:2022年2月8日 印刷ページ表示

地域での導入を目指して

要約

 当センターでは、丹生湖生産組合で今年度から試験栽培を開始した薬用作物「トウキ」について、初出荷に向けた支援を行いました。

1 ねらいと背景

 丹生湖生産組合(12名)は富岡市丹生地区の田畑を守ることを目的に、さまざまな取り組みをしています。今年度は新たに、コンニャク栽培の経営補完作物の一つとして有望視されている薬用作物「トウキ」の試験栽培を行うこととなり、4月に(株)ツムラとともに定植作業を実施しました。当センターでは、「トウキ」導入による収益力強化を目的に栽培指導に取り組んでいます。

2 取り組み内容

 11月27日、組合員9名と現状の生産状況や作業を沼田市白沢町に先進地視察に行き、収穫から乾燥まで一連の作業について学びました。
12月16日、組合員9名で試験栽培ほ場の収穫、乾燥作業などを行いました。出荷先の(株)ツムラも立会い、茎切りの目安等について指導を受けました。
1月22日、ビニールハウスで1ヶ月程乾燥させたトウキを、(株)ツムラの協力を得て吾妻地域から持ち込んだ専用調整機で出荷調整作業を行いました。その後、サンプルを出荷しました。
専用調整機にかけても根に絡まった小石を取り除くことができず、余分な労力をかけてしまったため、調整方法の見直しで省力化を図るなど、次年度の課題も明らかになり、組合員の栽培意欲も高まっています。

3 今後の方向

 試験ほ場の単収は70キログラム/10アールで、管理作業、施肥等が適期に行えなかったことから、目標(単収300キログラム/10アール)より大幅に少ない結果となりました。次年度は、計画的に作業を行えるよう対策を行うとともに、生育中の管理について、講習会や先進地視察を行い、継続して支援します。

試験栽培ほ場での掘取作業画像
試験栽培ほ場での掘取作業

回転調整機による調整作業画像
回転調整機による調整作業

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