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1月 イチゴ現地研修会の開催
JA多野藤岡苺生産組合連絡協議会では、イチゴ生産者を対象に現地研修会を開催しました。研修会ほ場は12月上旬から収穫が始まっており、現地ほ場の見学と栽培概要を聞きながら情報交換を行いました。
1 ねらいと背景
藤岡市は県内一のイチゴ産地ですが、異常気象等の影響もあり従来の栽培管理では年内収量の減少や収穫の中休みの発生が問題となっています。そこで、JAたのふじと連携して育苗期からほ場巡回を行い、花芽分化の顕鏡確認後の定植や定植後の栽培管理指導を徹底し、生産の安定を図ってきました。現地研修会では、12月上旬から収穫となったほ場を見学し、農家の栽培管理を聞くなどの情報交換を行い、生産者の技術向上の場としています。
2 取り組み内容
12月8日に藤岡市内のイチゴ生産者のほ場で、現地研修会を開催しました。研修会ほ場は、12月上旬から収穫が始まり、一次腋花房も出蕾するなど順調な生育をしており、これらが育苗管理による良質苗の確保や検鏡による定植、マルチング開始時期を適切に管理した結果であることを説明しました。また、厳寒期の栽培管理やアザミウマ類の生態をふまえた定期的な防除を厳寒期でも行うよう指導しました。研修会では、研修会ほ場の生産者に質問をするなど、生産者間の情報交換の場となりました。
3 今後の方向
育苗管理や検鏡による定植・マルチング開始時期の把握が収量の安定に重要であることがより理解されつつあります。引き続き収穫期の栽培管理や病害虫防除について支援を行い、生産の安定につなげていきます。
現地研修会の様子
意見交換の様子