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保安林について

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

保安林の役割

 森林は様々な形で私たちの生活を守る働きをしています。水を育み、災害を防ぎ、心に安らぎや潤いを与えてくれる等このような働きを森林の公益的機能と言います。
 国や県では、特に重要な役割を果たしている森林を保安林に指定して、その働きが失われないよう、必要な管理を行っています。保安林はその指定の目的によって17種類がありますが、群馬県には10種類の保安林があります。

梅田湖上流の水源かん養保安林
(梅田湖上流の水源かん養保安林)

渡良瀬川沿いの水害防備保安林
​(渡良瀬川沿いの水害防備保安林)

新里町新川の干害防備保安林
(新里町新川の干害防備保安林)

 群馬の保安林について(森林保全課のページへ)

森林の保全活動

 森林は、木材を生産したり、水源となったり、土石流を防いだりと、様々な機能を持っています。詳しいことは「森のめぐみ」のページに掲載されていますが、それらの有形無形の働きも森林が健全に保たれていればこそです。森林が、無秩序な開発や山火事で失われたり、適正に管理しないでおくとこれらの機能も失われてしまいます。そのため、これらの機能を今後も十分に発揮させるためには、森林を大切に保護し適切に管理してゆくことが重要となります。また、一度失われた森林を元に戻すには多くの費用と、長い時間がかかりますので、未然の防止と早期の発見が重要となります。そのため、群馬県では群馬県森林保全管理事業実施規定を定め森林の保全事業を展開しています。

 事業の中では、東毛地区に森林保全巡視指導員を1人、各市町に森林保全推進員を1人ずつ置き、対象地域を巡回して次のような仕事をしています。

  • 山火事の予防と早期発見。
  • 無許可の伐採や森林開発等の早期発見と関係機関への通報。
  • 森林内の木や貴重な高山植物の盗採の防止。
  • 風倒害や雪害などの気象災害、森林病虫獣害、がけ崩れ等の森林災害の早期発見と通報。
  • ゴミや産業廃棄物の不法投棄の早期発見と通報等。
  • その他、森林保全上支障のある事態の適切な対応。

 また、仕事やレジャーで山に入っている人に火の取り扱いや山でのマナーについて呼びかけを行っています。もし、皆さん が山に行った際に巡視員や推進員の方から山でのエチケットについて指導を受けることがあるかもしれません。そのような時には、よく話しを聞いてください。ちょっとした事が、森林を守る大切な事であることが解ると思います。