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森林を管理する造林事業・間伐事業について
更新日:2018年4月1日
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森林を管理する
成長によって混みすぎた森の木の一部を抜いて、切ったりすることを間伐といいます。間伐を行うことによって、幹が太く枝葉がしっかりとした健全な木・森林を育てます。間伐を行わないと、下枝が枯れ上がり、モヤシ状の木になってしまいます。こうなると風雪害を受けやすくなり、時には壊滅的な被害を受けることもあります。
また、間伐を行うことによって林内に光が入り、下層植生が生えてきます。このことによって、地表が守られるとともに、生物多様性の豊かな森林となります。また、雨水が土壌へ浸透する量や保水量も多くなるため、水源かん養機能が向上します。間伐を行わない暗い林内では地表がむき出しとなり、雨などとともに土が流れ去ってしまいます。
このように、間伐を行うと、明るくなった林床に植物が育ち、養分の豊富な土壌の流出が抑えられます。そして、豊かな生態系が形成され、将来的に健全で活力ある森林へと育っていきます。このことは、森林の持つ温室効果ガスの吸収機能の向上につながり、地球温暖化防止に貢献します。
群馬県では、森林の造成や間伐などの作業に対して国、県による様々な補助制度が設けられています。
以下の表は平成21年度以降の桐生森林事務所管内(桐生市、みどり市)における主な造林補助事業の実績です。
年度 | 人工造林 | 下刈り | 枝打ち | 除伐 | 間伐 (うち搬出間伐) |
帯巻き | 忌避材 | 柵(メートル) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平成21年度 | 19.33 | 134.75 | 17.47 | 7.13 | 240.61 (75.37) |
15.69 | 23.47 | 4,439 |
平成22年度 | 12.92 | 154.98 | 12.60 | 8.49 | 210.63 (95.75) |
12.85 | 16.54 | 2,518 |
平成23年度 | 11.27 | 166.09 | 11.07 | 4.79 | 60.49 (60.18) |
20.16 | 16.93 | 4,396 |
平成24年度 | 10.08 | 120.21 | 2.55 | 0.49 | 45.85 (39.29) |
1.77 | 17.32 | 1,952 |
平成25年度 | 32.56 | 42.88 | 16.86 (15.76) |
15.28 | 4.04 | 6,053 | ||
平成26年度 | 5.47 | 60.66 | 2.79 | 76.47 (74.67) |
8.24 | 0.20 | 695 | |
平成27年度 | 2.46 | 64.33 | 0.40 | 136.14 (116.03) |
20.20 | 0.40 | ||
平成28年度 | 2.56 | 57.30 | 6.33 | 53.39 (51.06) |
3.32 | 0.39 |
各種補助制度に関しては、桐生森林事務所か最寄りの森林組合(桐生広域森林組合、わたらせ森林組合)までお問い合わせください。
- 森林づくりへの支援「造林補助制度」(林政課のページへ)