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3月 子実用とうもろこしの生産に向けた取組

更新日:2023年3月27日 印刷ページ表示

要約

 中部地域で令和2年度から取り組みを行っている子実用とうもろこしの生産利用について、3カ年の取組経過を踏まえ、今後の取組方針を検討することを目的とした意見交換会を開催しました。

1 ねらいと背景

 家畜の生産コストの3~5割を占める飼料費のうち、約9割を輸入に依存している濃厚飼料の価格が高騰しており、畜産経営を圧迫していることから、近年、国産濃厚飼料の安定供給に向けて、全畜種に供給可能な子実用とうもろこしの国内生産が増えています。とうもろこし栽培は、輪作作物の連作障害解消や後作の収量増加に効果があり、作業工程も省力化が可能なことから耕種農家からも注目されています。
 そこで普及指導課では、耕畜連携の促進や飼料自給率向上に繋げるため、関係機関と連携して、管内における子実用とうもろこしの生産拡大を目指しています。

2 取り組み内容

 本県では、令和2年度から玉村町で子実用とうもろこしのモデル栽培を開始し、令和4年度からは前橋市でも栽培試験および供給形態の検討を開始しました。3カ年の栽培試験を通じ、様々な課題が見えてきました。一方、地域を跨いだ広域需給が令和5年度から新たに始まる予定で、本県における需給体制の構築に向けた具体的な検討を進めるタイミングであることから、2月13日に玉村町及び前橋市の生産者、利用者、市町、JA及び中部農業事務所関係課を参集した意見交換会を開催しました。関係者22名が参加し、生産面と利用面の利点や課題、今後の取組に関する提案について協議しました。仲間づくりの必要性や分業制の可能性など、新たな意見もありました。

3 今後の方向

 関係者からの意見、今後の取組に向けた提案を、引き続き関係者と協議・検討を行い、本県における子実用とうもろこしの生産流通体制の構築を目指します。

意見交換会の様子の画像
 意見交換会の様子

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