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令和4年度 第1回中部地区人権教育指導者研修会
市町村の人権教育(社会教育)関係者を対象に、県の人権教育の方針を伝えるとともに、人権問題に関する理解と認識を深め、豊かな人権感覚と人権教育に必要な能力を育成し、指導者としての資質の向上を図ることを目的に、研修会を開催しました。
主催
群馬県教育委員会
主管
中部教育事務所
日時
令和4年5月26日(木曜日) 14時30分~16時30分
場所
前橋合同庁舎6階 大会議室
参加者
管内市町村人権教育(社会教育)担当者、公民館職員等
内容
1 説明
「群馬県人権教育充実指針」の内容や、令和3年度人権教育推進状況調査から見えた成果や課題について伝達しました。また多様な場面における学習機会の充実を図る上で、普段の事業で人権教育の視点を持った計画や取組が重要であることと、群馬県人権教育充実指針にある「人権重要課題11項目」の関連性を考慮しながら偏りのない取組をすることの重要性について確認を行いました。
2 演習
参加体験型人権学習の演習を行いました。参加体験型人権学習は、一方的な講義形式だけでは育むことができない「感性」や「人権感覚」を学習者自身が気づいたり、発見したりできる学習形態です。
今年度は「インターネット等による人権問題」をテーマに実施しました。
前半は、インターネットに関する用語についてのアイスブレイクを行いました。インターネットに関する川柳について考える中で、急速に進む情報化社会について理解を深め、グループ活動が円滑になるような時間としました。後半は、インターネットを使うことの良い面・悪い面をラベルワークによってまとめ、その対策について考え発表しました。この演習を通して、参加体験型学習の良さを実感してもらうことができました。
演習の様子
3 情報交換・協議
各市町村で実施された人権教育の取組について2グループに分かれて情報交換・協議を行いました。それぞれのグループでは、講演会の講師選定に関することや住民向け人権啓発における周知活動の工夫等、具体的かつ実践的な取組について活発に協議・情報交換が行われました。人権教育に取り組む上で参考となる情報を共有する機会となりました。
情報交換・協議の様子