ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 水産試験場 > ワカサギ釣り

本文

ワカサギ釣り

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

ワカサギの群を探せ!

ワカサギ

 県内の釣り対象魚が少なくなる秋から冬は、ワカサギが貴重なターゲットになります。春に諏訪湖などからの受精卵が湖に放流され、ふ化後プランクトンを食べて成長するワカサギは、その資源量や魚体の大きさの年変動が大きいのが特徴です。資源の安定化に役立てるため、水産試験場では、この不明な部分の多いワカサギの生態を解明しながら、種苗生産の確立を目指しています。

 水産試験場では、ブラウン管式カラー魚探、液晶式モノクロ魚探、記録紙式魚探などの魚群探知機を使いワカサギの生態を研究しています。
魚探による昼夜観測をした結果、ワカサギは日中は群で行動し、夜間は群を解いて分散することがわかりました。ですから、ワカサギをたくさん釣りたいならば、より大きい群がどの水深を回遊しているか知ることが重要です。

 市販のポータブルの魚探でも、群の大きさや回遊水深がわかりますので、釣り始める前に少し水中をチェックして、垂直的に的を絞り込めば今まで以上に釣果は上がるでしょう。残念ながら回遊ルートが何によって決定されるかはほとんどわかっていませんので、水平的な絞り込みは地形や風向き、または経験から推定する以外にないでしょう。
さらに高性能な魚探では、プランクトンの群まで判別でき、プランクトンを食べるワカサギはそのやや下層を回遊していることが多いことから、より情報量は増し、戦略を練る楽しみも増します。