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生産技術係

更新日:2022年11月24日 印刷ページ表示

生産技術係ではアユやコイ科魚類など温水性魚類の種苗生産や、養殖する上での技術開発や種苗の特性についての研究も行っています。

1.人工アユの種苗生産

写真アユ採卵

河川放流用のアユを生産し、漁業協同組合に出荷しています。また、県産人工アユの増産と養殖業の振興を図るため、アユ稚魚を県内の中間育成業者に出荷し、あわせて養殖技術の普及をしています。

2.アユ放流種苗の特性を調べる研究

写真アユ試験

川で効果的に釣れる放流アユの開発を目指し、昭和45年から継代飼育してきた群馬水試系に加え、平成17年からは利根川河口堰で捕らえた天然遡上アユ(海産系)を親魚とした種苗を飼育しています。とびはね検定やなわばり試験等の水槽実験や河川での放流試験を行ってアユの特性を評価し、優良種苗の実用化を図ります。

3.生物餌料培養の研究

写真ワムシ

アユふ化仔魚の初期餌料として不可欠なシオミズツボワムシなどの生物餌料について、安定的に大量生産するための培養方法を研究しています。

4.養殖対象種の系統保存

写真系統保存

コイやホンモロコ、モツゴ、キンブナ、ギンブナなどについて優良形質魚を系統保存し、親魚養成や採卵方法の検討、孵化仔魚の生残率や餌料となるプランクトンなどについての関係を調べるとともに、飼育技術の指導を行っています。

5.放流用フナの種苗生産

写真フナ放流

以前、館林の城沼では川魚漁がさかんで、採捕した魚を県下に放流していたこともありました。この城沼産のフナを系統保存するとともに、放流用として種苗生産をしています。

6.サケの放流

写真サケ放流

本州の太平洋岸において、サケが遡上してくる南限とされる河川が利根川です。この貴重なサケ資源を絶やすことの無いようにするとともに、河川環境に対する意識をもってもらいや情操教育の一環として、昭和56年からサケ稚魚の放流を実施しています。

7.その他

この他に種苗生産コストの削減や飼育技術の効率化、養魚相談や巡回指導を行っています。

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