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基礎・基本習得のための実践研究事業・公開授業研究会(小学校国語)

更新日:2012年3月8日 印刷ページ表示

 平成23年11月2日(水曜日)に嬬恋村立鎌原小学校で、平成23年度基礎・基本習得のための実践研究事業(群馬県教育委員会)の公開授業研究会が行われ、神戸恵美子 教諭が5年生国語「リーフレットで推薦しよう」(「大造じいさんとガン」)の授業を公開してくださいました。
 なお、本事業における授業公開は、「全国学力・学習状況調査」結果の分析等に基づく国語、算数の授業改善の方策を、授業を通して具体的に提案するものです。
 以下に、本公開授業における提案内容、学習指導案、授業研究会の様子を紹介します。

1 授業提案

太造じいさんの心情の変化の要因について意見を出し合い、それを基に場面のあらすじを意欲的にまとめる児童の姿を目指します。

全国学力・学習状況調査から見えた課題
「目的にそってあらすじをまとめることは苦手である」
 目的に応じて要約の骨格をおさえることに課題がある

提案事項

  1. 文章を読み取る順序の工夫
    ※第3場面の大造じいさんの心情をまとめる学習活動において、大造じいさんの心情の変化を比較的にとらえた後で、変化の理由を考えるという順序で内容を読み取る。
  2. まとめるための目的意識の明確化
    ※リーフレットを作成するという目的意識を明確にして、心情の変化を中心にあらすじをまとめる。

2 学習指導案

学習指導案のページはこちら

3 授業研究会

(1)全体協議

  • リーフレットでは、読み取りは不十分だったか。あらすじを書いている様子も、キーワード・キーセンテンスが出た上でつないでいるだけ、思いが不十分。思いをもってあらすじを書く。その後、交流させることもあるとよかった。
  • 「大造じいさんとガン」という題材とリーフレットの結び付きに疑問。
  • 読み取った子が、十分に感じ取った子が、リーフレットをまとめないと。
  • 単元計画上1時間だけでも山場はどこか、感じたこと、自分の考えを伝え合う場面が必要。
  • 読み取りとあらすじのバランスの難しさが班の中でも話題にあがった。

(2)まとめ

  • 「大造じいさんの気持ちを変えたもの」「鳥とは思えない」といった場面でもっと深く考えさせていく必要はあった。
  • リーフレットについて、言語活動を通して指導事項を指導していくということが分析され、指導案にも書いてあるので参考に。
  • 時間をかけて読み、平板な読み取りの授業からの脱却。こういう目的のために読んでいくという子どもたちの意欲が大切。
  • 単元を貫く言語活動を設定しましょう。最終的なゴールをイメージしながら学習を進める。
  • 言語活動の充実に関する指導事例集では、1・2年生の事例で行動を中心に読むためにペープサートを使っている。ペープサートを動かすために行動を読み取る必然性がでてくる。言語活動と指導事項のマッチングが大切である。

(3)授業者の振り返り

  • 予定時間(8時間)の中におさめたかった。
  • 今日の授業の中でも、読み取りを深めるような部分があった。
  • いただいた意見を生かしていきたい。

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