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健康教育の効果的なTTのポイント解説

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

※ 印刷用のファイルはこちらからダウンロードできます。健康教育の効果的なTTのポイント解説(PDFファイル:88KB)

1 TTについての校内の共通理解とバックアップ体制づくり

(1)養護教諭等とのTTについて校内で共通理解が図られていますか?

 養護教諭や栄養教諭・学校栄養職員(以下、養護教諭等)とのTTをすすめるにあたり大事なことは、TTの意義や実施方法及び内容について校内で共通理解を図っておくことです。管理職から全職員に話をしてもらったり、保健主事等が職員会議で提案したりするなどして、TTについて職員の共通理解を図りましょう。

(2)養護教諭等が授業に参加している際の緊急時の対応について校内で確認していますか?

緊急時の対応は?のイメージ画像

 養護教諭等が授業に参加する際には、事前に「いつ、どこで授業をするか」を全職員に連絡したり、掲示したりしておきましょう。また、養護教諭不在時の保健室の利用方法、緊急時の対応について全職員で確認しておくことが大切です。

2 専門性を生かす授業づくり

(1)学級活動の年間指導計画の中で、TTによる指導が有効な題材を確認していますか?

 学級活動の年間指導計画の中の健康教育の位置付けや系統性を確認するとともに、TTによる指導が有効な題材を確認しましょう。その際には、体育・保健体育や社会、理科、家庭、総合的な学習の時間等との関連にも留意しましょう。また、また専門的な立場から、TTでかかわれる題材や資料提供ができることをまとめ、職員会議で提案するなどの積極的な働きかけも大切です。このように授業の計画段階から、養護教諭等が積極的にかかわることができます。

(2)子どもの実態について担任と養護教諭等との情報交換ができていますか?

養護教諭と担任の情報交換のイメージ画像

 日頃から担任と養護教諭等との間で情報交換を行うことにより、多面的に子どもの実態を把握することができます。特に、TTで扱う学習内容に関する実態を情報交換することで健康課題が明らかになり、課題解決にむけた具体的な学習活動を考えることにつながります。このような情報交換の場面でも、養護教諭等の専門性を生かすことが大切です。

(3)養護教諭等の専門的な知識や技能を生かしたり、保健室等の設備・資料を活用したりするなどの工夫がありますか?

 養護教諭等が授業に参加することによって、専門的な知識や技能を生かした指導ができます。例えば、健康診断や健康観察、けがの発生状況、給食の残量調査結果など身近で具体的なデータをもとにした資料を活用したり、実験や実習を行ったりすることもできます。また、子どもが保健室で体験した応急処置や指導されたことなどを授業に生かすこともできます。さらに、児童生徒保健委員会や給食委員会等の活動を学級活動と結びつけることもできます。
 このように専門性を生かした授業の工夫により、子どもが健康課題を発見したり、課題の解決方法を考えたりすることができ、健康な生活を実践しようとする意欲を高めることにつながります。

(4)事前の打合わせを実施し、担任と養護教諭等それぞれの役割分担を決めていますか

 事前の打合わせでは、ねらいや学習活動について共通理解を図り、役割分担を明確にしておくことが大切です。例えば、クラスの実態を把握している担任が授業の進行や個に応じた指導・支援を担当し、養護教諭等が専門的な内容の指導・支援を担当するなど、子どもの実態に合った役割分担を決めておくようにします。また、子どもからの質問に養護教諭等が答える場合は、授業のねらいからずれないようにするためにも、あらかじめ質問を予想し、適切に応じられるようにしておくことも大切です。

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