ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 健康福祉部 > 感染症・疾病対策課 > 平成27年度群馬県肝炎対策協議会について

本文

平成27年度群馬県肝炎対策協議会について

更新日:2017年2月2日 印刷ページ表示

平成27年度肝炎対策協議会議事録(概要)

出席者:群馬県肝炎対策協議会委員7名、傍聴人計7名、県保健予防課長ほか事務局

(1)報告事項

事務局:資料に基づき、ア 平成27年度肝炎対策事業について説明。

  • (ア)普及啓発状況
  • (イ)研修会への参加状況
  • (ウ)肝炎治療講習会の開催状況
  • (エ)肝炎治療費等助成事業について:新薬の影響もあり昨年同月比1億1千万円ほど増加した。
  • (オ)地域肝炎治療コーディネーター養成事業
  • (カ)ウイルス性肝炎患者等の重症化予防推進事業(特定感染症検査等事業):県内に在住で(前橋市、高崎市を除く)、肝炎ウイルス検査を希望する方を対象に、医療機関で肝炎検査を無料で受けることができる事業が、平成28年1月から開始された。
  • (キ)肝炎対策協議会の開催
  • (ク)肝疾患センター:国立大学法人群馬大学医学部附属病院に設置してある肝疾患センターについて、平成26年度の実績等報告があった。

委員:肝疾患センターについて、腹腔鏡死亡事故を受け、平成26年度、平成27年度と国への補助金申請を取り下げており、自前の予算で運営等行った。

事務局:資料に基づき、イ 平成28年度肝炎対策事業について説明。

  • (ア)普及啓発
  • (イ)研修会への参加
  • (ウ)肝炎治療講習会の開催
  • (エ)肝炎治療費等助成事業
  • (オ)地域肝炎治療コーディネーター養成事業
  • (カ)ウイルス性肝炎患者等の重症化予防推進事業の実施:定期検査費用の助成に関しては、対象者が拡大された。具体的には、自己負担が慢性肝炎は3,000円、肝硬変・肝がんは6,000円あるが、世帯の市町村民税(所得割)課税年額が235,000円未満の方も対象となる。
  • (キ)肝炎対策協議会
  • (ク)肝疾患センター:平成28年度から県への国庫補助事業(1/2)となり、県が直接補助(委託)を行うことになった。
  • (ケ)肝炎患者支援手帳の作成
  • (コ)肝疾患医療講演会の開催予定

議長:広報の効果等を現場では感じていますか。

委員:多少は感じている程度。

委員:事務局に質問書を提出してあるが、傍聴の人にも分かるようにその回答をお願いしたい。

事務局
質問1:平成27年度の群馬県における肝炎対策の実績を踏まえ、肝炎対策推進計画の内容の改正等について、具体的にどのような検討をしていますか、の回答ですが、推進計画が策定されて2年が経過したところであり、また来年度は中間年なので、平成30年度の改正に向け、検討を始めるところであります。
質問2:平成27年度の肝炎ウイルス検査の受検者の人数については、(1)報告事項(カ)で説明しました。
質問3:肝炎ウイルス検査(無料)については、保健所だけでなく、病院でも実施が予定されているとのことでしたが、平成27年度に病院での無料検査も実施されたのでしょうか。また、実施されたとすれば、平成27年度に病院での無料検査も実施されたのでしょうか。については、(1)報告事項 の(カ)及び(2)報告事項の(カ)で説明しました。
質問4:核酸アナログ製剤の治療の更新申請について、たとえば、徳島県では、検査内容や治療内容が分かる資料の提出があれば申請が受理されているところ(診断書の提出が不要)、群馬県でも、更新の申請について、手続きを簡素化することが検討されているでしょうか。の回答ですが、国が、核酸アナログ製剤の治療の更新申請について、平成28年度から手続きの簡素化を行うと聞いている。国の通知が送付され次第、本県としても対応をしていく予定。

委員:4月1日から緩和される身体障害者の認定内容について伺いたい。

委員:チャイルド・ピュー分類Cから分類B:7点以上に拡大となり、1級・2級の要件の緩和で、日常生活の制限に係る指標が、肝性脳症、腹水、血清アルブミン値、プロトロンビン時間、血清総ビリルビン値の項目のうち肝性脳症または腹水の項目を含む3項目以上が2点以上となった。患者さんの中で認定者が増えるのではないかと予想される。

(2)協議事項

事務局:ア 肝炎ウイルス検査医療機関委託先の拡大について、実施要領に基づき本年1月から、肝臓専門医がいる28医療機関にて、肝炎ウイルス検査を無料で受検できることになった。さらに平成28年度中には、委託先の拡大を委員の方々の協力を得ながら進めていきたい。

議長:拡大に際し、県内対象医療機関へ再度希望をとるのか。

事務局:そのとおり。場合によっては、現場に行き事業説明をし、委託契約に向け、対象拡大に努めていきたい。

委員:対象者で、前橋と高崎の住民が除かれているが、なぜか。

事務局:前橋、高崎は別の事業で対応しているので、あえて医療機関委託事業をしていない状況である。

事務局:イ 群馬県肝疾患専門医療機関について、3月26日に開院となる渋川医療センターから群馬県肝疾患専門医療機関の申請が出された場合、今回は、書面による承認をお願いしたい。

議長:個人的には、良いと思うが、他の委員の御意見は。

議長:特に御意見がないようですので、申請が出ましたら、委員に対して文面による承認を事務局お願いします。(参加委員も賛同)

事務局:ウ 群馬県の肝炎対策における指標について、まずは提案の前置きとして、指標について、罹患率・死亡率・受診率等様々なものがあるが、今回はその前段と言うことで、委員の方々から意見をいただきたい。

委員:数字がいくつか出ているが、かなり前の数字ですが、感染者のうち実際の治療患者数は。

事務局:C型で4,000人ぐらいか。

委員:これだけお金を使っている事業で、これだけの人に助成し、治癒したという良いデータを示せば良いのではないか。

委員:治療終了報告書を利用した方が良いと思う。

議長:県としての取組は。

事務局:すぐ指標を出すという状況ではないので、いろいろな意見をいただきながら、今後の対策なり計画の改訂に向け参考にしていきたい。

議長:群馬県は、肝疾患死亡率等低下しており、全国平均より低い感がある。今後は、意見等参考にして、肝疾患センターも含め群馬県の肝炎対策に活用していただければと思う。

(3)その他

委員:友の会の人に関して、ウイルスは消えますが、数年先10年先に肝がん等発生している人もいますので、定期通院をやめないで欲しい。

委員:定期検査費用助成については、所得制限があるが治った人も対象である。活用をしてもらいたい。

事務局:平成28年度から所得制限が緩和され、かなりの人が対象になるかと思う。

委員:それは良いことかと思う。

議長:それでは、御意見がないようですので、議事を終了とします。

司会:以上をもちまして、平成27年度群馬県肝炎対策協議会を閉会とさせていただきます。

「群馬県肝炎対策協議会」へ戻る