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平成28年度肝炎対策協議会について

更新日:2017年8月23日 印刷ページ表示

平成28年度肝炎対策協議会議事録(概要)

出席者数:群馬県肝炎対策協議会委員9名、傍聴人7名、保健予防課職員6名

(1)報告事項(平成28年度肝炎対策事業の進捗状況)

事務局:資料に基づき、平成28年度肝炎対策事業の進捗状況について説明。

  1. 肝炎ウイルス検査の受検促進
    • (ア)ウイルス性肝炎患者等の重症化予防事業(特定感染症検査等事業)
    • (イ)普及啓発
  2. 肝炎医療を提供する体制の確保
    • (ア)肝炎治療講習会の開催
    • (イ)地域肝炎治療コーディネーター養成事業
    • (ウ)肝炎治療費等助成事業:2月15日付けでC型とB型の新薬が適用になった。
    • (エ)肝炎患者支援手帳の作成
    • (オ)普及啓発
  3. 肝炎に関する正しい知識の普及
    • (ア)肝疾患センター
    • (イ)普及啓発
  4. その他
    • (ア)研修会への参加
    • (イ)肝炎対策協議会の開催、肝炎対策基本指針、B型肝炎ワクチンの定期接種化

(2)報告事項(平成29年度肝炎対策事業)

事務局:資料に基づき、平成29年度肝炎対策事業について説明。

  1. 肝炎ウイルス検査の受検促進
    • (ア)ウイルス性肝炎患者等の重症化予防事業(特定感染症検査等事業):市町村での健康増進事業において41歳以上での個別勧奨の拡充と定期検査費用助成の自己負担について慢性肝炎が3,000円から2,000円に、肝硬変・肝がんが6,000円から3,000円に軽減される。
    • (イ)普及啓発
  2. 肝炎医療を提供する体制の確保
    • (ア)肝炎治療講習会の開催
    • (イ)地域肝炎治療コーディネーター養成事業:来年度から肝炎医療コーディネーター養成事業と名称を改め実施要綱を策定する。
    • (ウ)肝炎治療費等助成事業
    • (エ)肝炎患者支援手帳の作成
    • (オ)普及啓発
  3. 肝炎に関する正しい知識の普及
    • (ア)肝疾患センター
    • (イ)肝疾患医療講演会の開催
  4. その他
    • (ア)研修会への参加
    • (イ)肝炎対策協議会の開催:来年度は年2回の開催を予定している。

議長:ただいまの報告について御質問、御意見等はあるか。

委員:コーディネーター養成事業ではどのような活動を行っているのか。

委員:肝炎や治療費助成について講習会を行って養成し、各病院等の相談所において患者から相談を受ける等活動している。知事名で修了証を発行している他、ぐんまちゃんデザインのバッジを今年度からつけてもらっている。

委員:誰がコーディネーターかわからないのでバッジをつけてもらい、活動の場が広がるよう活躍してもらいたい。

委員:首都圏では患者会の人もコーディネーターとして活動しているという話も聞く。

委員:県によっては治療を受けた患者さんにコーディネーターになってもらい、それが治療の促進に繋がっていることもあるので群馬県でも養成講座を受けて活躍してもらえれば。

委員:患者会にそういった情報が伝わっていないことも過去にはあった。

委員:本人の確認を取ってホームページに掲載することを検討している。過去の受講者には改めて確認したい。

委員:積極的に活動をする人を養成してもらいたい。また、情報は積極的に発信してもらいたい。

(3)協議事項

事務局:1.群馬県肝炎対策推進計画について、現行の計画を1年前倒しして改正を行うことについて協議事項として提案したい。国の奨励と他県の状況を鑑み、早急な肝炎対策推進計画の改定を行うこと、具体的な目標の項目や数値は国の指針や他県の状況を参考にしつつ、委員の協力をいただきたい、次回の肝炎対策協議会までに原案を策定したい。

委員:肝炎対策協議会が今までのように年度末の開催だと見直しも難しいのではないか。

事務局:9月頃予定の1回目の協議会で原案の内容を協議後、最終案を策定しパブリックコメントを経て2月頃の2回目の協議会にて承認を得て次期計画となる予定である。

議長:他に意見は無いようなので、次の協議にうつる。

事務局:2.群馬県肝疾患専門医療機関について、要綱の見直しを協議事項として提案したい。入院病床を有する条件の改正要望があり、現状に合わせ簡潔にまとめて変更する。

議長:現状の治療に合わせ、簡潔にまとめて変更したものになる。御意見はいかがか。意見は無いようなので、次にうつる。

(4)その他

委員:C型肝炎治療薬ハーボニー配合錠の偽造品が発見されるという事件があった。厚生労働省から医薬品の適切な流通について文書が発せられ、県からは卸売り販売業者や薬局、医療機関向けに案内を送付した。県内では偽物の流通は確認していないが、不審な情報を確認したら保健福祉事務所等にお知らせしたい。

議長:事前に委員から意見書を提出いただいているので、その回答をお願いしたい。

事務局:1 ウイルス検査の受検率向上について数値目標を設けること、4フォローアップの促進、6 医療機関の連携及びかかりつけ医対策について、この3題については、次期群馬県肝炎対策推進計画策定の中で検討していきたいと考えている。続いて2 肝炎ウイルス検査の促進だが、主旨は理解できるが、県として法的検診の制度改正は難しいので、機会を捉えて国への働きかけをしていきたいと思う。3 陽性者への告知方法についてだが、市町村担当者会議等を通して市町村に働きかけていきたいと思う。5 コーディネーターの育成だが、先ほど平成29年度肝炎対策事業についての中で報告したとおりである。7 肝炎手帳については、保健福祉事務所等の窓口で配布している。8 群馬県肝炎対策推進計画を早期に改定することについては、先程の協議事項で承認を受けたので、スケジュールに沿って平成29年度中に改訂する。

議長:いただいた意見だが、1の肝炎ウイルス検査は肝炎対策推進計画において数値目標を掲げることは、次年度の協議会で検討していきたい。2の肝炎ウイルス検査の促進については、もう既に促進しているところだがまだ埋もれているところもあるので、さらに促進してもらえればと思う。また3の陽性者の告知方法については治療に結びついていない人もいるので保健所や費用の助成を活用して治療に結びつけてもらえればと思う。4のフォローアップの促進は、費用の補助を含めて進めていければと思う。山梨県は95%という目標を掲げているが、群馬県も数値目標を掲げてやっていくと思う。5のコーディネーター養成は、先ほどの意見の通りである。6の医療機関連携及びかかりつけ医対策はこれも数を増やして充実させていければと思う。7の肝炎手帳はまた新しいものを作成し、医療機関や各地域に配布してわかりやすくして進めていければと思う。肝臓専門医の名簿を肝炎手帳に載せるかどうかの問題もあるが、日本肝臓学会のホームページに掲載があるのと、見つからない場合は肝疾患センターや県に問合せをしてもらえれば。最後に8の計画見直しについては改訂して進めていくとのことである。

委員:この意見の回答については文書でいただけるのか。

事務局:今回の協議会の内容を委員の方々に議事録として送付する。前回の協議会の内容も議事録が県ホームページに掲載されている。

議長:それでは最後に、全体をとおして御意見等があればお願いしたい。

委員:フォローアップ事業の受診率の向上だが、肝炎ウイルス検査で陽性となるのは主に健康増進事業の検診であり、市町村にゆだねられている。個人情報の問題もあり、全体の把握は難しいと思うが、市町村の協力なしでは進んでいかない。

議長:行政上の問題点かもしれないが、事務局から何か御意見あるか。

事務局:市町村で把握して検査していただいているが、陽性者でも受診に繋がらないことがあると聞いている。市町村には担当者会議や他の機会にお願いし、フォローアップに関してはやり方やタイミングなど市町村に確認したい。

議長:ありがとうございました。他に意見が無いようなので、これで終了とする。

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