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第17回群馬県がん対策推進協議会 議事録

更新日:2019年11月19日 印刷ページ表示
  • 日時:令和元年10月29日(火曜日)19時00分~20時20分
  • 会場:群馬県庁7階 審議会室
  • 出席者:群馬県がん対策推進協議会委員17名(代理出席2名) 県健康福祉部長、健康福祉部副部長、保健予防課長ほか関係課長5名

《配布資料》

  • 資料1:群馬県がん対策推進計画(第2期)の最終評価について
  • 資料2:群馬県がん対策推進計画(第3期)数値目標及び進捗管理指標、取り組むべき施策
  • 資料3:がん対策推進計画検討部会各専門分科会及びがん登録・情報分析検討部会 概要報告
  • 資料4:群馬県がん対策推進計画(第3期)進捗管理指標の見直しについて
  • 資料5:群馬県がん対策推進条例の見直しについて
  • 資料6:群馬県がん対策推進協議会部会等の新設について
  • 資料7:群馬県のがん医療提供体制について

会議内容

1 開会

開会

2 挨拶

群馬県健康福祉部長 武藤 幸夫

3 新委員紹介・会長選出

次のとおり選出された

  • 会長 須藤 英仁 委員(群馬県医師会長)
  • 副会長 田村 遵一 委員(群馬大学医学部附属病院長)

《会長挨拶》
会長 須藤 英仁委員(群馬県医師会会長)

4 議事

事務局が議案資料に基づき説明を行った。

  1. 群馬県がん対策推進計画(第2期)の最終評価について
  2. 群馬県がん対策推進計画(第3期)の進捗状況と今年度の取組について
  3. がん対策推進計画検討部会及びがん登録・情報分析検討部会からの報告について
  4. 群馬県がん対策推進計画(第3期)進捗管理指標の見直しについて
  5. 群馬県がん対策推進条例の見直しについて
  6. 群馬県がん対策推進協議会部会の新設について

主な意見・質疑の概要

群馬県がん対策推進計画(第2期)の最終評価について

(各委員)

  • 異議なし。
群馬県がん対策推進計画(第3期)の進捗状況と今年度の取組について/がん対策推進計画検討部会及びがん登録・情報分析検討部会からの報告について/群馬県がん対策推進計画(第3期)進捗管理指標の見直しについて

(委員)

  • 在宅死亡率について、最後は家で迎えたいという人はかなりいる。これからは在宅医を増やすという方向性で進めていただきたい。

(委員)

  • どの統計をとっても、約2/3の方が最後は家で、と願っているが、実際に最後を家で迎えている人の割合は10%~15%という数値が平均的である。この数値は算定年が2005年くらいであり、それ以降徐々に家で最期を迎える方は増えてきている。
  • がんでの在宅での看取りの割合について、2年前くらいの数字では、群馬県は全県平均12%くらいであったが、前橋市と高崎市ではほぼ20%であった。市町村毎の格差が非常に大きく、郡部に行くと医師も高齢化していたり、人口がまばらであったりして、在宅医療の展開が非常に困難である。
  • そういった現状もあるが、全体としては、市部を中心として、最後まで家で見届けようという診療所が段階的に増えていることを御承知いただきたい。

(会長)

  • 前橋市は全国的に見ても在宅での看取りは多い。県全体としても今後徐々に増えていくと思う。

(委員)

  • ぐんまの安心がんサポートブックについて、存在自体を知らない人が多い。現在、28,000部発行ということだが、もっと発行部数を増やして、どんどんサポートブックを活用できる仕組みを作るべき。

(事務局)

  • サポートブックは主に病院で配布していたり、本を手にできない方のために県のホームページにも掲載している。また、民間企業にも御協力いただき、窓口等で配布しているが、なかなか行き届いてないところもあるため、色々なチャンネルを使って必要な方の手に届くように工夫していきたい。

(委員)

  • がん診療連携拠点病院で治療を受けたいという患者さんは多いが、最初に受診した拠点病院でない病院から拠点病院に移るということが現実的には難しいため、拠点病院を増やして、拠点病院の資格を持ったところで治療を受けやすくしてもらいたい。

(委員)

  • 放射線治療が出来ないと拠点病院になることができない。一般の病院では、そこまでは出来ない。

(会長)

  • 放射線治療が出来ないと拠点病院になることができないが、いわゆる普通のがん治療に関しては、病院ではほぼやっていると認識している。

(委員)

  • 拠点病院の定義や配置数については、国の方針で決まっていることで、放射線治療が出来る出来ない等色々な制約があるが、(拠点病院以外でも)がん治療に関しては心配せずに受けることができると考えている。

(委員)

  • 喫煙について、深刻さを理解している人が少ないため、数字として示せると深刻さが伝わるのではないか。

(委員)

  • 自分も2年前くらいまでは吸っていたが体調を悪くしたことをきっかけに辞めた。やはりきっかけがあると辞められると思うが、どうしても吸っていると「自分は大丈夫だ」という気持ちがある。
  • 写真を見ると、深刻さが分かると思うが、どういった形で伝えていくかという検討もしつつ、啓発をしていく必要があると思う。

(会長)

  • 就労支援については、今後大きい問題になると思うが、労働局ではその辺をどのくらい把握して進めているのか。

(委員)

  • どのくらいという数は把握していないが、両立支援推進チームを開催し、医療機関や県、関係団体に入っていただいて、各機関の取組状況の共有や、厚労省が作成しているガイドラインをいかに普及させていくかということを検討している。
  • 今年度からは、がんだけでなく他の病気にも広げていくことを考えている。

(会長)

  • 就労支援について、個人情報の保護の問題が出てくるが、例えば産業医ががんの治療をしている病院に、その患者さんはどういうふうな働かせ方をしていいのか、がんの程度はどうかというような情報を聞いたときに回答してもらえるのか。

(傍聴者(医師))※会長の指名により発言

  • しっかりとした書類をいただき、それに回答するような形でならできるかと思う。

(会長)

  • 主治医は、個人情報の観点から教えてくれないという印象がある。そのあたりの書類の問題をはっきりさせて、主治医と産業医で問題共有を図ることも重要である。

(会長)

  • がん看護専門看護師について、群馬県では教育がしづらいと思うがいかがか。

(委員)

  • がん看護専門看護師については群馬大学で養成をしているが、大学院教育となる。認定看護師は教育機関で受講し、半年から1年で取れるが、県内では教育機関が、認知症と摂食・嚥下のみ。そのため、県外で受講することになる。
  • 教育機関としての要件を備えるのが困難である。

(健康福祉部長)

  • 何年か前に認定看護師としてどんな分野が必要かというアンケートをした結果、一番多かったのが認知症、次が摂食・嚥下、そして皮膚・排泄という順番であった。がんはそれほど多くなかったが、主に在宅系を調査した影響があったと思う。
  • 県内で教育を受けられる環境がまだ整っていないため、現在、県としては受講者の研修費の補助を行っている。
  • 県内で教育を受けられるのがベストだと考えているため、担当している医務課を中心に協議をさせていただきたい。

(委員)

  • 認定看護師は臨床で必要であったり、診療報酬上のこともあるため、病院や県から支援があるが、専門看護師教育は大学院教育であり、なかなか個人への支援が難しい。2年間の教育を分割しながら受講するのか、一度辞めてから受講するのかといった問題もある。

(委員)

  • がんゲノム医療について、県内ではがんセンターだけとのことだが、今後、群大病院やその他の病院でも積極的に進めてもらいたい。

(委員)

  • がんゲノムについては、これでいいということはなく、年々充実させていくべきだと考えている。がんセンターと連携してやっていくこととなると思う。

(委員)

  • がんゲノム医療の件数について、がんセンターでは、今のところ県内の病院からの紹介が半分、がんセンター院内から半分といった程度。件数としては順調に進んでいる。
  • 国立がん研究センターのエキスパートパネルについても、週25件という制約があるが、がんセンターは15の病院がつながっており、だいたい順調に進んでいる。
  • 県内のニーズには応えられているのではないかと考えている。

(委員)

  • がんサロンに出る人は、がん患者やその家族がほとんどだが、普段から不安に思っている一般の人が気楽に参加できるようサロンをもっと増やしてほしい。

(会長)

  • がんサロンについては、県に検討してもらいたい。

(委員)

  • 日本は検診の後の対応が海外に比べ劣っていると聞いたが、検診後の対応を良くするために具体的にどのように進めるかということを真剣に検討する必要がある。

(会長)

  • 大腸がんについては二次検診を受けている人が70%程度で、30%近くの人が二次検診を受けていない。
  • 海外に比べて劣っているというのは把握していない。国によって検診の方法も異なり一概には言えないが、確かに大腸がんは二次検診を受ける人が少ない。

(各委員)

  • その他、異議なし。

(会長)

  • 事務局には今回出た意見等を踏まえて、計画に生かしてもらいたい。
群馬県がん対策推進条例の見直しについて

(委員)

  • 小児・AYA世代のがんについて条例に盛り込んでいただくことはありがたい。
  • 具体的には、高等部の設置を強く願う。単位を取るためだけでなく、居場所を作ることが重要。思春期の世代が他の仲間と集うことで、自分だけではないと知ったときの心強さを何度も見てきたので、是非ともお願いしたい。

(各委員)

  • その他、異議なし。
群馬県がん対策推進協議会部会の新設について

(委員)

  • 男性でも乳がんになるといったような知識は意外と知られていない。部会の中でそういったあまり知られていないがんについての情報提供等について検討するべき。

(会長)

  • 今後もしっかりと啓蒙をしていきたい。

(委員)

  • 異議なし。

5 報告事項

群馬県のがん診療提供体制について

  • 特に意見なし。

6 閉会

閉会

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