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ぐんまの親子 仲良しこよし 子育て講座「ほめて育てるコミュニケーション・トレーニング」(ほめトレ)について
子育てに悩む保護者の皆様へ
「ほめて育てるコミュニケーション・トレーニング」(通称:ほめトレ)とは、良好な親子関係を築き、しつけを効果的に行うための、コミュニケーションを学ぶ群馬県のオリジナルプログラムです。
「ほめトレ」では、誰でもできる子どもへの接し方を学習できます。
プログラムの目的
- 良好な親子関係を築く
- しつけを効果的に行う
良好な親子関係とは
子どもが親のもとで安心、安らぎを感じられ、親が子どもの成長に喜びを感じられる関係と本プログラムでは定義します。
時に、子育てに悩んでいらいらして、子どもをどなったり、たたいたりしてしまうこともあるかもしれません。しかし、どなったり、たたいたりすることは、親子関係を悪化させることにつながります。
日常生活の中で、子どもをほめたり、気持ちに共感したりすることで、子どもの自己肯定感を高め、自主性と自信を育む効果が期待できます。
しつけとは
日常生活に必要なことを習慣づけ、礼儀作法や社会生活に必要な規律を身につけさせることです。
効果的なしつけには、親のことばが子どもに分かりやすく伝わり、子どもが理解し納得して実行できる言葉かけが重要です。
プログラムの構成
導入編
(1) ほめられる体験
参加者相互によるほめる・ほめられる練習体験
(2) ほめる子育ての意義
「どなる、たたく」子育ての問題点、「ほめる」子育ての利点
実践トレーニング編
ステップ1 良好な親子関係を築くためのコミュニケーション
(1)ほめる
- できていることをほめる
- できた行動を具体的に伝える(認める)
- 感謝や喜びのことばを伝える
- 結果よりも、動機や努力を認める
- 人と比べない、その子なりに進歩があったことをほめる
(2)共感する
ステップ2 しつけを効果的に行うためのコミュニケーション
- あいまいな表現ではなく、具体的に伝える
- あらかじめ指示する場合も具体的に伝える
- 禁止するだけでなく、どうしたらよいかを伝える
- 繰り返し伝える
- 関係ないことは言わない
- 理解したか確認する(やらせてみる)
プログラムの制作
平成28年度に群馬県子育て講座プログラム検討委員会(関係施設専門職員、市町村子育て支援担当職員、児童相談所等職員等により構成)にて制作しました。
トレーナー養成講座の開催状況
県では、市町村職員等を対象に、プログラムを指導するトレーナーを養成し、地域における子育て講座の普及を推進しています。
年度 | 人数 |
---|---|
平成28年度 | 47人 |
平成29年度 | 51人 |
平成30年度 | 71人 |
平成31年度 | 36人(予定) |
「ほめて育てるコミュニケーション・トレーニング」講座
それぞれの地域で、グループワークや講演等の形式で講座が開催されています。
各市町村での講座開催状況については、最寄りの市町村の子育て支援担当課又は県児童福祉課までお問い合わせください。(市町村によっては講座が開催されていない地域もあります。)
所要時間(参考)
グループワーク形式の場合
1回 3日間 1日2時間ほど 計6時間程度
講演形式の場合
1回 45~90分間程度