ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 教育委員会 > 生涯学習課 > 令和元年度第1回県立図書館協議会の開催結果について

本文

令和元年度第1回県立図書館協議会の開催結果について

更新日:2019年10月2日 印刷ページ表示

1 日時

令和元年7月24日(水曜日)13時30分~15時00分

2 開催場所

県立図書館3階ホール

3 出席者

委員9名、事務局8名

4 傍聴人

なし

5 議事

  1. 群馬県立図書館の運営状況について
  2. 和元年度群馬県立図書館事業計画について
  3. 群馬県立図書館サービスの評価について

主な意見等

(事務局)
運営状況及び令和元年度事業計画案について説明

(委員)
令和元年度当初予算について、予算の合計額が対前年比で99.7%になっているが、昨年度に比べて何が減っているのか。

(事務局)
前年度と比べて光熱水費の電気代が契約の関係で安くなっている。また、著作権が切れていて、かつデジタル化した方が価値がある資料のデジタル化処理がほとんど済んでいるため、そのための経費が減っている。

(委員)
令和元年度当初予算について、図書館協議会の運営費が対前年比で上回っていているが、理由について教えていただきたい。

(事務局)
昨年度の当初予算で委員報酬について、委員定数を誤って一人分減らして計上したため、実定数に戻したことが要因である。

(委員)
企画展示「群馬の大地震」に合わせて講演会「平安の群馬をゆらした大地震-弘仁地震にまなぶ」を4月18日に開催しているが、参加人数はどれくらいあったか教えて欲しい。
また、この企画は昨年が弘仁地震の発生から1200年が経ったという記念の年だったことで実施したのか。

(事務局)
参加人数は約50人くらいになる。群馬大学の地盤工学研究室から企画の提案があり、それを受けて、関連する図書の紹介やパネル展示に併せて講演会も実施した。群馬は地震が少ない県だと言われていているが、1200年前に大きな地震があり、地層や古文書から当時の状況が読み取れ、災害は長いスパンで考えていかなければならないと講師の方が語り、参加者にも大変好評な講演会であった。

(委員)
令和元年度の事業で、ぐんま新発見講座という事業があるが、内容的にはそれほど新しいものではないような気がするが、テーマ設定の考え方を教えて欲しい。
県立図書館では普通では見る機会の無い明治時代の古い資料をデジタル化して展示しており、デジタル資料とその書籍があるわけなので、そういう資料にスポットを当てた講座をぐんま新発見講座で取り上げてみたらどうか。

(事務局)
ぐんま新発見講座の新発見の意味については、できるだけ今まで人目に付かなかったものに光を当てるという考えがあった。富岡製糸場の世界遺産はすでに多くの県民の関心を得ている部分もあるが、今年度が世界遺産登録5周年の節目の年でもあり、実際に世界遺産登録を申請した当時の基礎的な資料を調べた市町村教育委員会の文化財担当者の人達などに当時を振り返ってお話をしていただくことで、郷土の貴重な世界遺産に何か新しい発見ができるのではないかということでテーマに選定した。ぐんま新発見講座は今のところ4回実施する予定であるが、5回目以降については月1回位のペースでつなげていきたいと考えている。
群馬県では古い本の復刻版をデジタル化する事業を群馬地域文化振興会が中心になって取り組んでいる。その中で候補に上がっているものに養蚕新論というお蚕の本がある。例えば、第5回の講座のテーマに養蚕新論を復刻したことの意義を語りながら、使い方や読み方などを学ぶ講座につなげられたら、地域に残された資料を再発見していくことになると考えている。

(委員)
最近、どこかの県立図書館が不審者の対策を実施している内容の新聞記事を見た。また京都では、ある市立図書館の本が大量に無断で持ち出されて廃棄されるという事件もあったが、群馬県立図書館でも不審者に対する対策を何か行っているのか。また、窓口カウンターにハサミなどの凶器となるような物を置かないなどのガイドラインのようなものはあるのか。

(事務局)
京都で大変大きな事件があったが、県立図書館をはじめ公共施設は入口で人を規制することは実際できないので、セキュリティにおいては不十分であるという事は否めないと思う。しかし、カウンターに危険な物はできるだけ置かないようにするとか、もし何か事件や事故が発生した場合は、ボタンを押せば事務室に連絡が行くような体制は整えている。カウンター業務は女性職員が中心で、人数も少ないため何かあれば他のフロアから人が駆けつけられる体制になっている。

(委員)
人物を見る目、そういう教育は必要かなと思った。窓口のカウンターにいるときに、ただ見ているのではなくて、変な人がいるんじゃないかという見方、人を差別するという意味ではなくて、上手に言えないが、外見から不審者を見分けられると事前にトラブルを回避できるのではないかと思う。

(事務局)
危害を加えるというよりは、クレーマーと言われる人達に対してどう対処するかということは、研修会などで職員に学ばせているが、それがどの程度役に立つかということは検証できていない。危害を加えるような異常者に対しての対応策は実際の所できていない。図書館は常にオープンにしている施設なので難しいところである。

(委員)
県立図書館にはこども読書相談室があるが、本の選定方法もしっかりしているし、読書相談もしていてとても充実していると思う。こども達の読書推進に関しては、大人の関わり方が大切だなと思っている。こどもが大人に、今これ読んでいるんだけど次何読んだらいい、ということを聞ける人がいて、聞かれた人が沢山ある本の中から見定めて選んであげ、こどもを図書室に引き込む事が大事だと思う。
4月に県立近代美術館で、「くまのパディントン展」が開催され、県立図書館でも連携して絵本の展示を行った。「くまのパディントン」に関する本は、絵本や児童書が主であったので、展示だけでなく読み聞かせなどの企画もあると絵本とのつながりができてよかったのではと思う。
昔と違って、こどもたちに本を読んであげる時間を作ることがものすごく難しくなっている。あえてその時間を作っていくことが、勉強のできる子を作るだけでなく、こどもたちの将来のものの考え方によい影響を与えていくのではと思う。

(事務局)
県立近代美術館で開催された「くまのパディントン展」とタイアップして、県立図書館でも子ども室を中心に本の展示を行った。図書館に来て本の展示を見て、「くまのパディントン展」が開催されていることを知って、県立近代美術館に行かれた方もいる。
今、県立土屋文明記念文学館で新美南吉の「ごんぎつね」の企画展を開催していて、県立図書でも連携してこの企画展のPRコーナーを1階ロビーに設けている。「ごんぎつね」の絵本は知っているが、新美南吉が書いた「ごんぎつね」の話が実はもっと長かったということを知らない人が多く、展示を見て、教科書で読んだ「ごんぎつね」の話は原本からのほんの一部の抜粋で、本当はもっと深い物語になっていたんだということに気づいてくれる。そういう意味では、絵本と読む本それぞれの繋がりをもう少し丁寧に紹介していく必要があると感じている。
また、県立土屋文明記念文学館や県立近代美術館などの他機関との連携の他に、県立天文台との連携でビブリオバトルを実施したりしているが、今後は県立自然史博物館などとの連携も進め、いろいろな連携の形に取り組んでいきたいと思う。

(事務局)
群馬県立図書館サービスについて説明

(委員)
デジタル資料を増やしていただけると学校でも教材として活用できるのでありがたい。

(事務局)
教科書がデジタルになる時代で、簡単に深く資料を検索できる時代になってきている。県立図書館は著作権が切れたものをデジタル化しているが、まだ公開資料のレベルが十二分でない。デジタル化は、いつでも、だれでも、どこでも、それが見られるというところがメリットであり、そしてそれが二次利用、三次利用されいくことに意義がある。デジタル資料の件数を増やすことも、今後取り組んでいく課題であり、そのオープンデータ化したときの二次利用、三次利用を促進するための施策にも今後しっかり取り組んでいくことが、これからの時代、重要だと認識している。

(委員)
昨年と比べて評価項目の目標値の設定の考え方、根拠がしっかり示されていて、非常に客観性や透明性が図られていると思う。また、県立図書館では講座や講演会など様々なイベントや展示などの文化活動を推進をしているが、これらと文部科学省から示された基準に基づく図書館のサービス評価との関連がどのようになっているのか、色々な事業を実施しているが、それらが評価とうまくリンクできるとよいのではと思う。

(事務局)
図書館サービスの評価項目指標の数字と実施している様々な事業をうまくリンクさせることができない部分がある。また、図書館サービスの評価項目は、ある一定のスパンで設定する必要があり、項目が毎年ころころ変えられない面もある。しかし、委員のご指摘のとおりであり、今後令和2年度以降の目標を設定する段階で実際に行っている様々な事業の姿形がよく見えるように、評価項目の設定そのものをよく見直していきたいと思う。
そんな中で、これまで中々図書資料の貸出件数が伸びてこなかった状況もあり、貸出件数を正面から評価項目として捉える気運がなかったが、最近になって貸出件数が微増であるが伸びてきている。そういう面では努力の成果が少し出てきていると感じている。本がたくさん借りられているということは図書館職員にとっても大きな励みになり、職員一同大変嬉しく思っており、それを評価項目にあげて広くPRすることも考えていきたい。

(委員)
外部評価というのは、学校でも制度的に取り入れられているが、評価の視点として、図書館の運営に合わせて考えると、この項目が相応しいのかどうか疑問に思う項目もある。いろいろな事業を行っているが、その中の全てではなく、いくつかの評価項目にしぼった方が図書館の運営がやりやすいのではないかと思う。評価項目の内容を見直す必要性もあるようだが、余りつま先立って評価のための評価にならないように検討していただければと思う。
県立図書館が実施する研修の中で、特に学校の図書関係研修の参加者数が伸びているのは嬉しく思う。
高校生のビブリオバトル大会については、昨年度は県内9地区の全てが参加できた。
高校教育の現場としましても期待している事業であり、また県内でも県立図書館が天文台でビブリオバトルを開催したり、公民館でもビブリオバトルが行われる動きがあるようで、大変よいことだと思う。

(事務局)
高校生のビブリオバトル大会については、高校図書館部会の関係者に大変お世話になっている。ビブリオバトルは高校生には普及し、県大会が行われるまでになったが、中学生や大人にもビブリオバトルを普及できないか、ということを課題として認識している。大人の部分については図書館が手掛けるというのも当然あるわけだが、それとともに、できれば各地域の公民館が自治会などと連携しながらビブリオバトルをやっていただけないかということを強く呼びかけていきたいと考えている。具体的には今年の7月7日に前橋市の下川淵公民館でビブリオバトルが行われている。自治会のような地域単位の組織で普及させるには地域の公民館の方が実施しやすいのではないかと考えている。
中学校については、真剣に取り組んでいる中学校もあるが、まだビブリオバトルという言葉が定着していない学校も多い。個々の中学校が教室の中でビブリオバトルをやるようになり、そうした中学校が少しづつ増えていけば、将来的には県大会ができるような流れができてくると思うが、少し時間がかかると考えている。

(委員)
昨年開催された群馬県図書館大会では、ビブリオバトルの生みの親である谷口忠大氏の講演を聞き、ビブリオバトルに大変興味をもっていた。実は7月7日に前橋市の下川淵公民館で開催されたビブリオバトルに、私たちのスタッフも参加していた。公民館周辺の中学校にも周知したようで、中学生も参加していて、その中学生がすごい読書好きの子どもで、大人と一緒になって参加していて、地元の公民館で地域の子どもと大人がビブリオバトルを通して触れ合う様子にとても感動したと話していた。
ビブリオバトルを学校でやるとなると勉強みたいになってしまうが、住んでいる地域の中で、子どもたちが大人の人たちとビブリオバトルを通して知り合えるというのはとても素敵なことだと思うので、これから普及していくことを期待している。
また、学校図書室への図書セットの貸し出しについて、資料に授業支援171セットという記載があるが、セットとはどのような内容のものなのか。

(事務局)
学校でいろいろな調べ物の学習をする際に役立つように、テーマ毎にセットにしたものである。
下川淵公民館のビブリオバトルは12月にも開催される予定である。こうした活動が地域に定着して、少しずつ周りのコミュニティにも普及していくことを期待している。

(委員)
図書館の「要覧」という資料を見て、運営方針、基本方針や目指す図書館像というのが示されていてよく理解できた。その中で目指す図書館像の3番目に「図書館ネットワークの中核図書館」という記載があるが、私はハブ空港をイメージした。ハブ空港というのは、そこに行く目的である空港ではなく、そこから乗り継いで他の所に行くために利用される空港である。地域の公民館とか地域の自治会というところに行くところで中継基地として1ステップ県立図書館があり、そこに到着するというイメージである。
ホームページの更新件数を見ると、180件という目標値に対して実績が172件であるが、そういう風にハブ空港化したらもっと件数が増えると思う。県立図書館もフェイスブックをやっているが、フェイスブックの中にもホームページのここにリンクすると色々な事がわかるんですよというわかりやすい表示をすると、もっとホームページの更新件数は増えていくと思う。
また、県立図書館のバックヤードツアーの企画も是非実施して欲しい。

(事務局)
県立図書館のホームページについては、色んな意味で内容を新しくしていかないと件数は増えないと思うので、今いただいた意見も参考にして色々と工夫して取り組んでいきたいと思う。バックヤードツアーについては、県立図書館を知ってもらうよい機会にもなるので、今後日程等を調整して検討したい。

(委員)
上毛新聞の郷土のコーナーに、伊勢崎市立図書館が子どもたちに司書の仕事をさせた記事があり、子どもたちが楽しかったという感想を寄せていたが、そういう企画もよいと思う。

(事務局)
県立図書館では夏休み期間の高校生ボランティアを募集して、現在毎日、図書館の業務を手伝ってもらっている。

(委員)
県立図書館が市立図書館とは違う部分は何だろうと考えると、昔の県立図書館と比較すると今の県立図書館は開かれていて、明るくなったという印象がある。職員の皆さんの努力だと思うが、色んな事業をやっていてものすごく嬉しく感じる。
先日、司書資格を持つ友人に県立図書館が色々な行事を実施しているという話をしたところ、「上毛新聞は取っていないからわからない」と言われた。私は上毛新聞を購読しているので、県立図書館の記事はよく目にするのであるが、そういう意味では、上毛新聞以外の新聞にも記事が載るようにPRしていくことも大事かと思う。
最近、頼まれて小学校の読み聞かせボランティアをしているが、若いお母さん方に本の選び方の話しをしたら、彼女たちは図書館に行かないという。図書館の膨大な数の本の中から選んで読んでみて、良い本だけを買うという買い方があるのだが、本はネットで簡単に手に入る、書店で新しい本を見つけた方がよいと考える若い人が多いようである。
また欲しい本を図書館に購入してもらえるリクエストという制度があるということも知らない人が多く、図書館の利用法がよく周知されていないようである。
調査相談件数は簡単な相談よりも難しい内容の相談が増えているようだが、司書のレベルアップという意味で、現在、日本図書館協会が認定する認定司書の制度があるが、県立図書館では司書に認定司書を取らせるようなことはしているのか。

(事務局)
県立図書館と市町村図書館で異なる1番大きな点は、県立図書館は郷土の資料を収集して保存していくというところである。日本では図書の保存館をしているのは国立国会図書館であるが、そこでは商業ベースにのった本を中心に保存している。地域の自分達だけで作ったような資料を保存するのは都道府県立図書館しかないのではないかと思う。市町村立図書館は、書庫のキャパシティ、容量が少ない。そういう意味では県立は大きなキャパシティを持っているので、県立図書館の一番の役割は、郷土資料の収集と保存だと考えている。
また、レファレンスが高度化しており、市町村立図書館の職員で分からないが県立図書館で調べて分かったという事例を積み上げていくことも県立図書館の役割だと思う。
県立図書館では様々な行事に取り組んでいるが、県立図書館で試行的にいろいろ事業を実施してみて、市町村立図書館がそれを参考にしていろいろな事業に取り組んでくれることを期待している。新しい事業のモデルを提示していくのも県立図書館の役割だと思っている。
認定司書は、司書の資格を持ったうえで、尚且つ一定の経験と一定の試験をクリアした者に与えられる日本図書館協会が主催している制度である。現在県内には3名の認定司書がおり、その内の1名は県立図書館に在籍している。できるだけ県立図書館の中に認定司書がいるような形にしていきたいと思っている。ただ認定司書は一種の資格であり、それを持っていることは大事なことであるが、持っていなくてもそのレベル以上の実力のある司書職員はたくさんいる。また認定司書を取るには論文を書かなければならないし、その時間がない多忙な職員もいる。そういう意味では、認定司書の数を増やすことも大事であるが、司書職員が日頃の業務や研修等を通じてスキルを積み上げていけるよう取り組んでいるところである。

(委員)
県立図書館は本当に色々な事業に取り組んでいて、充実した活動をしていると思う。群馬大学の図書館も地域の人や色々な方に来てもらえるよう取り組んでいるところであるが、県立図書館活用パートナーシップ事業は何年度から始めているのか。この令和元年度実施予定の事業がすごく多いように思うが、この事業の仕組みとして、団体が申請して採用されるとどんなメリットがあるのか。
高校生のビブリオバトル大会は、大変素晴らしい取り組みであると思う。群馬大学では、イベントを開催する時に町内の自治会の回覧板に案内を入れてもらい、段々と周りの地域の方にも認知してもらえるようになった。住民の方を通して口コミで来られる方も少しずつであるが増えてきている。将来的には地域の住民、学生そして色々な人が交流するコミュニティーを生み出していければと考えている。県立図書館にも県立の持ち味を発揮して面白い事業を積極的に展開してもらいたい。

(事務局)
県立図書館活用パートナーシップ事業は予算を伴わない事業で、昨年度の途中から実施している。この事業の特徴は、まず予算が付いていないことで、1円も経費を使わないというのが大原則である。県民の方々が3人以上で構成する団体を持って、県立図書館を活用して実施したい事業を提案していただく。県立図書館の施設を使い、また読書活動の推進に寄与する事業または図書資料の利用促進に寄与する事業であること、さらに政治的、宗教的、営利的な活動でないことが採択の条件になる。申請書が提出されると、図書館の係長以上の職員による審査委員会が開かれ、その趣旨が図書館の利用促進に広い意味でつながるものと認められると事業が採用される。
今年度は二年目ということもあり申請件数が昨年度よりも増えている。今後毎年、事業が継続していけば、件数が増えるとともに内容もバラエティに富んだものになっていくと思う。図書館が全部用意してお客さんに来ていただくという発想ではなく、図書館の利用者が自分達はこういうことがやりたいので、図書館の空間を使わせて欲しいというアイディアを積極的に応援していきたいと考えている。
県立図書館で実施しているビブリオバトルの行事は、毎年10月下旬に開催する高校生の県大会と夏休みの高校生ボランティアの体験大会の二つであるが、県立図書館活用パートナーシップ事業で採択された若者のグループが今企画しているものもあり、今後は色々なタイプのビブリオバトルが県立図書館を会場にして行われるものと期待している。
また色々な事業を上毛新聞を始めとして記事に取り上げていただき県民に周知しいているところであるが、群馬大学図書館のように地域に根ざしてPRしていく手法は県立図書館には欠けていたと思うので、地元に根ざしたイベントの告知も考えていく必要があると感じている。

(委員)
デジタルライブラリーへのアクセス件数について、ライブラリーそのものの登録件数は千百十一点ということであるが、それに対してアクセス件数が1万5千件というのは、どういう数字が課されているのか、ただ問い合わせがあった数字なのか。

(事務局)
アクセスがイコール利用になる。本に掲載して利用するときは申請してもらう。例えば錦絵を県立で持っているが、それを本の一部分として使いたいというような時は、問い合わせを受けて一件一件申請してもらう。ただ、個人が見ている時は見ているだけなので本を読んでいるのと同じになる。
実際は、アクセスが多いものもあれば、ゼロのものもあると思う。視覚に訴えるビジュアル的なもの、錦絵とか地図とかそういうもののアクセスが多くなっている。

県立図書館協議会へ戻る