ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 地域創生部 > 地域創生課 > 第1回群馬県過疎有識者会議の概要

本文

第1回群馬県過疎有識者会議の概要

更新日:2020年10月16日 印刷ページ表示

1 日時

 令和2年8月27日(木曜日) 15時00分から17時10分

2 場所

 GoogleMeetによるウェブ会議

3 出席者

(1)委員(11名)

  • 西野 寿章 高崎経済大学地域政策学部教授
  • 指出 一正 ソトコト編集長
  • 星野 麻実 NPOキッズバレイ代表理事
  • 古川 拓 なんもく大学事務局長
  • 村上 久美子 中之条町移住・定住コーディネーター
  • 星野 恵美子 旅館業(片品村農家旅館経営)
  • 北山 郁人 みなかみ町体験旅行 常務理事
  • 田村 利男 神流町長
  • 黒澤 八郎 上野村長
  • 長谷川 最定 南牧村長
  • 熊川 栄 嬬恋村長

(2)事務局・関係課(9名)

  • 地域創生部地域創生課
  • 地域創生部ぐんま暮らし・外国人活躍推進課
  • 環境森林部森林局林政課
  • 環境森林部森林局林業振興課
  • 農政部農村整備課

(3)オブザーバー(24名)

  • 市町村担当者
  • 県行政県税事務所担当者
  • 群馬県町村会

4 議題

  1. 座長の選任
  2. 群馬県過疎有識者会議の進め方について(資料1)
  3. 今後の過疎対策に関する国の見解について(資料2)
  4. 議事(資料3)
     過疎地域の現状と問題点について、過疎地域の価値と役割について

5 議事概要

1 開会

2 あいさつ

3 自己紹介

4 議題

(1)座長の選任
 西野委員が座長に推薦され、各委員の承認により座長に選任された
(2)群馬県過疎有識者会議の進め方について(資料1に基づき事務局から説明)

(3)今後の過疎対策に関する国の見解について(資料2に基づき事務局から説明)

(4)意見交換 【主な意見】

  • 人口が減少することが問題ではなく、人口が減少することで社会のシステムが成り立たなくなることが問題。
  • 移住者等の新しい山村の担い手が地域コミュニティーを維持していけるだけの基盤・ベースをどのように作っていくかが課題。
  • 東京の中学生や高校生も地元・故郷は一つではないことに気づき始めている。故郷として思ってもらえるような柔らかな問いかけを群馬の過疎地域の素敵なエリアから発信していくのが良いのでは無いか。
  • 「適疎」という言葉で、程よいソーシャルグッドディスタンスが保たれている価値を提案していくのも良い。
  • 産業を振興して行くには担い手の確保の他にも安全性の確保もセットで考える必要がある。
  • 広い視点で東京圏との交流と、より近い視点で近隣地域との交流をセットで考えることや交流の起爆剤となるような仕掛けが必要。
  • 移住者が増加している背景として、首都圏からのアクセスの良さが群馬県の強みになっている。東京圏から2時間以内で行ける場所として群馬が選ばれる傾向にある。
  • 群馬県は独自で移住のコーディネーターや民間人、行政の横の繋がりが出来ていて、移住者の取り合いはせずに、移住者に本当に向いている地域を紹介できる体制が整っている。
  • 過疎地域では、地域の担い手が足りず、農地や山林などをこれからどのように管理していくかという問題がある。
  • 新型コロナウイルスの影響は大きいが、田舎の暮らしを悪い方に考えるのではなく、田舎は良いところで生きていけるという良い面を周りに伝えていくことが大切。
  • 過疎問題を問題視すること自体があまり良くないのではないかと思う。過疎だけどいきいきとしていて生活も成り立つところを子ども達の世代に見せてあげることが大事。
  • 過疎地域は夢が叶わない場所なのではなく、むしろ逆で夢が叶う場所である。古民家を改修することも、畑を始めること、山で遊ぶことも出来る。そういった点をもっとウリに出来るのではないか。
  • 群馬の人たちは群馬に対するコンプレックスを持っていがち。そもそも「過疎」というフレーズが良くないので、もっと前向きな言葉に変えた方が良い。
  • 自伐型林業という新しい林業のやり方は全国で部分的に盛り上がっていて、移住と結びつくケースも多い。事故が起こりづらく、環境保全にも繋がる。
  • 過疎地域では地域の特産品を生み出すなど、創意工夫を凝らした取り組みが必要。
  • 小さくコンパクトにし、持続可能な地域づくりが大切。
  • 過疎地域の課題を考えたときに、新しい問題が出てきているという訳ではなく、年々深刻化してきているという状況。課題としては変化はしていない。
  • 環境面も考慮してカーボンオフセットやカーボンニュートラルにもしっかりと取り組むこと、山林の管理から収益を挙げられる仕組みづくりが必要。
  • 住んでいく上で必要な維持・管理は、かつてはそれぞれの家庭で道路清掃や農地管理、山林の維持などがされていたが、最近はその力が弱まってきており、マンパワーの確保が必要。
  • 産業や生活環境の基盤になるものは情報インフラであり、その上に産業や生活環境が乗ってくるので、これを維持していかなければならない。
  • 過疎地域には様々な課題があるが、根本的な原因としては東京一極集中にあるように思える。新型コロナウイルスや田園回帰の流れを上手く捉えて、なんとか一極集中を是正し、国土の均衡ある発展を目指していくべき。
  • 森林を大切に緑のダムをキーワードにして、カーボンオフセットにも取り組んでいかなければならない。SDGsの目標を達成していくため、県の取り組みをSDGsの17目標をリンクさせてほしい。

(5)その他
 次回会議は、12月に開催することとなった。

5 閉会

6 配付資料