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第3回群馬県過疎有識者会議の概要

更新日:2022年3月3日 印刷ページ表示

1 日時

 令和3年2月5日(金曜日) 9時30分から12時00分

2 場所

 GoogleMeetによるウェブ会議

3 出席者

(1)委員(11名)

  • 西野 寿章 高崎経済大学地域政策学部教授
  • 指出 一正 ソトコト編集長
  • 星野 麻実 NPOキッズバレイ代表理事
  • 古川 拓 なんもく大学事務局長
  • 村上 久美子 中之条町移住・定住コーディネーター
  • 星野 恵美子 旅館業(片品村農家旅館経営)
  • 北山 郁人 みなかみ町体験旅行 常務理事
  • 田村 利男 神流町長
  • 黒澤 八郎 上野村長
  • 長谷川 最定 南牧村長
  • 熊川 栄 嬬恋村長

(2)事務局・関係課(7名)

  • 地域創生部地域創生課
  • 地域創生部ぐんま暮らし・外国人活躍推進課
  • 環境森林部森林局林業振興課
  • 農政部農村整備課

(3)オブザーバー(24名)

  • 市町村担当者
  • 県行政県税事務所担当者
  • 群馬県町村会

4 議題

  1. 次期群馬県過疎方針について(資料1)

5 議事概要

1 開会

2 あいさつ

3 座長あいさつ

4 議題

 意見交換 【主な意見】

  • 計画を策定して終わりではなく、「その地域でやる意味」が絶対にブレないように常に意識することが必要。空き家の整備は必ず必要になってくるので、それも盛り込んでもらえたらと思う。
  • 最近はウォーターシェッドという「流域」の考え方が大事だと言われ始めているので、利根川や神流川の流域、その市町村の流域の共生を考えると、わかりやすい広域連携の構想になるのではないか。
  • 子育ての観点で言うと、妊娠して出産ができる環境があるのか、近くの産婦人科までどのくらいかかるのか、子供が生まれた時にどんな教育ができるのか、ママ友ができるのか等、生活に密着した点も盛り込んで欲しいと思う。
  • 景観や文化について、シビックプライドが醸成されれば、農村の風景や町並みは良い状態が保たれるのでは、と思うが、保存するだけでも仕方ないし、景観は積極的に住んでいる人たちが作っていくもの。シビックプライドを醸成するような教育をすることが大事なので、過疎地域の教育について、もう少し記載がほしい。
  • このような方針や政策を「発信する」ことが大事だと思っている。せっかく会議を行い、方針を考えているので、県内外に向けて取組を知ってもらうことが大事なのだと思う。
  • 教育こそが、将来を生み出すことに大きく繋がる。地域に誇りを持って育った子供たちが、例えば地域から出て行ってもやがては戻り、地域に残ることにも繋がると思う。
  • 若い人や家庭を持ってこれから暮らしていく人に対する支援などを、加えてもらいたい。
  • 継業、つまり、業を繋いでいくことは、農業でも林業でも、加工業でもサービス業でも全く同じであり、技術を繋いでいくことがこれから非常に大事だと思っている。
  • 「通信・デジタル化・新技術」では、「情報通信基盤を整備」するとあるが、どう整備するかという点においては、「あまねく整備をする」ということが非常に大事だと思っている。
  • デジタル化の促進における視点」では、人材ではなくお金をつけてほしい。光回線の整備も、市であれば採算が合うため民間が参入してくれるが、過疎地域は独自でやらざるを得ない実情がある。
  • デジタル技術も大切だが、田舎独自のアナログの部分、例えば伝統的な生活やお祭りなども併せて重要だと思う。どうしてもデジタル化が先行してしまうが、伝統的な生活様式をしっかりと大事にすることが必要。
  • 若い世代の皆さんの意見をよく取り入れながら、行政と民間がうまく連携して、県の指導の下、良い方向に進んでもらえればと思う。
  • 林業については、やはり「県産材利用」という文言が欲しいと個人的には思っている。山村の立場からすれば、県産材を使ってもらうことが非常に重要。
  • 過疎地域に暮らしている人が「幸せだな」と思えるところが重要で、「誰一人取り残さない」ということがポイントだと思う。
  • 薪や食料が地域で自給できる環境があるのは、幸せなことだと感じる。逆に地域の人たちは、その価値について気づいていないことが多く、そういったことを学ぶ機会が増えると良いと思う。
  • 美しい自然や人との繋がりは、幸福に直結すると思ってる。そういう魅力を、皆さんに知ってもらいたい。
  • 人を排除しない、主体と客体が交互に入れ替わる感覚は、これからは大事だということが、コミュニティやコミュニティマネジメントの世界では、大きな要素になってきている。
  • 居心地が良いというのは、「幸せ」にも関わってくる。幸福を感じる遺伝子は遺伝するので、教育や子育てなどが、柔らかく、楽しく行われてることが、不機嫌な大人が減ってご機嫌な子供たちが増えていくという循環になる。
  • 外から来た人が「関わりしろ」に気づくような、具体的な場所が必要。また、「関わりしろ」は、すでに用意している民間の方にお願いするのがベストだと思うが、やはりマッチングさせるシステムは、それぞれの市町村ごとに構築させるのが良い。
  • 外側からの「関わりしろ」と、内側からの「関わりしろ」、両方あるのだろうと思った。内側からの「関わりしろ」に意外と気づいていない方も多く、また自分に出来ることがあるのか、と考える方も多い。「自分に何ができるのか」が内側から見えてくるといいと思う。
  • 「産官学金」の力を結集し、共創をしていく必要がある。県には、官民共創を推進するために、マッチングできるシステムを構築してほしい。
  • 官民一体でいろいろな試みを進めているが、地域的に広いということでデメリットの部分がある。県に、人的、制度的な面などで支援をお願いしていきたい。
  • 効率性ばかりでなく、「価値」をどう守っていくか、ということに取り組む必要がある。
  • 都道府県による「支援」よりも、都道府県との「共創」のように、共に作っていく、そういう形で過疎町村のこれからの村づくりを応援していただければと思っている。

5 その他

 次回会議は、新年度に開催することとなった。

6 閉会

6 配付資料