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令和4年度第2回文化振興指針及び文化振興基金部会(通算8回目)の概要

更新日:2022年12月1日 印刷ページ表示

1 開催日時

令和4年10月27日(木曜日)14時00分~15時20分

2 開催方法

オンライン

3 出席者

委員 6名
事務局 6名

4 議事内容

(1)文化の定義

(委員)

資料に新しい文化のキーワードとして、様々なカテゴリーの言葉が混在して記載されている。(SNSプラットフォーム=手段、マンガ等=コンテンツ、Z世代=対象)ただ、コンテンツと手段の連動性にも着目する必要がある。新しい手段の出現によって、生まれる表現もあり、従来型のコンテンツであっても、媒体が変わることで表現の選択肢が広がる(例:メタバース×アート、YouTubeでの新たな動画表現等)これらも、文化振興施策の対象として認めていける可能性がある。

(委員)

指針に文化の固有名詞を載せると古くなってしまう可能性が高いので、共通する特徴を記載するのはどうか。例えば、場所に関係なくアクセスでき、主体的に参加し結果を共有できる等の新しいメディアが可能にできる世界を描くのはどうか。その世界で共有される文化は、必ずしも新しいものだけにとどまらず、既存の伝統的な文化も網羅することが出来る。

(委員)

中之条ビエンナーレでは、外部からアーティストを一定期間群馬に住まわせて、展覧会の創作だけでなく、商品デザインの対応などもしていた。都市部で出来ない作業を、地域の使われていない公共施設を活用して、活動拠点にすることで、移住者も増えている。ただ、アーティストとしての活動が仕事につながらない現状があるため、一定期間滞在したら離れてしまう人も多い。群馬にクリエティブな資産をつくることを目的にすると、NFT等の活用も考えていかなければならない。しかし、仮想通貨等の資産形成に行政が関わってもよいかは難しい問題。法律の整備が十分に出来ていない状況で、一つの自治体が手を出してよいものなのか。

北毛地区では、宿泊施設関連(ホテル・旅館)の仕事が多く、このような場所でアーティストが働きつつ、製作するケースも多い。クリエイティブの世界は実力の世界であり、実力がないと地方では生きていけない。一方、コロナ禍により、リモートでのやりとりでコンテンツを作り上げることも可能になり、クリエイティブの現場が進歩した部分もあった。ただ、高齢化が進む中で、SNSやYouTubeなどの発信方法についていけない人も多くいる。コロナ禍でこの断絶は大きくなったかもしれない。この状態でWeb3.0を進めていったら更において行かれる人がいるのではないか。

(委員)

新しいメディアの台頭にも注目しつつ、それだけに集中させないこと。対応できない文化の領域についても目配せをしていかなければいけない。健全な形で文化の支援が回っていくように、行政の関与の形を検討していく必要がある。

(委員)

資料で例示される文化が、あまりにも今後の話に特化している。群馬の既存の文化資産が抜けているように感じる。

(委員)

文化振興におけるSNS等手段の活用のルールを決める必要があるのではないか。一般の方は動画の撮影可否等、あまり理解していない場合が多い。地域の芸術祭が流行った理由は、撮影等の権利が厳しくなく、個人による拡散が自由であったから。美術館・博物館だと、来館者しか内容がわからない。ブックトッカーが紹介する本が流行るように、TicTokで能や歌舞伎等を自由に発信すれば、より周知出来るのではないか。情報発信にあたり、鍵つきアカウントにする人もいるが、なるべく鍵なしで発信する、固定ツイート欄やパンフレットにSNS拡散希望と掲載する等の仕様が望ましい。

(委員)

行政の支援として、補助金支出だけでなくルール作り等の面も考えられる。新しい文化に柔軟に対応することも必要だか、同時に市場では残っていけないが、公共的な価値を持ちうると考えられる文化を、守り育てていく姿勢も忘れてはならない。支援すべき対象をカテゴリで固定せず、それぞれどのように支援するかを常に考えていく必要がある。

(文化振興課)

既存の文化は、法律や条令に記載された定義に含まれていると考えており、例示しなかった。中長期的な視点で文化振興を考えるにあたり、既存の定義に含まれないものも、新しい文化として念頭に置いた上で指針を策定したいと考え、この議題を設けた経緯があった。

(2)今後の展開、具体的な事業案

(委員)

既存事業の組み替え、新規事業の検討よりも、まず既存の事業の実施方法(HOW)の部分を考えていくことが重要。例えば、ぐんまアニメフェスタについて、周りの学生の認知度が低かった。事業内容をコアなファンに響くものにしていく必要があると思う。

(委員)

新しいプラットフォーム(メタバース、VRチャット等)も、既存のSNS(Twitter、Instagram等)の使用人口と比べると、規模が小さい。多くの人にみてもらうこと、周知を優先するなら、未だにSNSを使う方が効果的である。ただ、県の知見を増やすという目的で、実証実験的に新しい手段を試すのは可能。目的を明確にすることが重要である。YouTubeにおけるyoutuberや芸能人の発信も、実際に普及し始めるまでに10年近く時間がかかった。新しい技術が定着していくのには時間がかかるものである。

(委員)

新しい価値の創出に関する事業は、未来志向の事業、パイロット事業(実験的な取組)と想定して考えていくのはどうか。

(委員)

これまでの経験から、一定期間群馬に滞在し、お祭り等の地域の文化に参加することで、地域にとってプラスになると感じている。ビエンナーレもひとつの芸術祭ではあるが、半年間北毛地域に住んで歴史や文化を吸収したことの成果発表としての場として考えている。県民芸術祭等も一過性のイベントではなく、通年を通した取組の成果発表として見直すのはどうか。アーティスティックGUNMAのAIRは、県内の各レジテンスの横のつながりをつくるものであり、県ならではの事業と言える。

地域には使える公共施設(廃校等)が多くあるが、地域の行政が維持していく体力がない。レジテンス事業がもっと広がっていくためにも、県が後押ししてくれると助かる。

国際交流の面について、アジアの人達は温泉文化等に興味がある。実際の交流にかかる費用について、県のサポートがあるとよい。

(委員)

アートの提供は非日常的な経験。日常の中に非日常的な文化的な体験をシームレスに取り入れていくという観点も指針に取り入れてもよい。

(委員)

サブスクリプション事業の例があったが、県が窓口となり、年間で県内各地のレジデンスを回るような移住サブスクもあってもよいかも。

(委員)

学生が、マンガアニメフェスタを知らなかった理由は何か。イベントの内容に魅力が無かったのか、広報の戦略(周知方法やターゲット層の設定)がよくなかったのか、検証が必要。

(委員)

事業がどのような形で出来たか、検証することの必要性は高い。検証することで次の事業展開につながる。

(3)素案全体

(委員)

文化を担う人づくりの対象は、実際の表現者に特定しているのか。表現者が本来の力を発揮できるような仲介者の存在も必要ではないか。そのような人達も含めての「人づくり」にした方がよいと思う。

(委員)

「ボーダレスな地域創造」と「ぐんまスタイルの創造」が矛盾していないか。

(委員)

「ボーダレスな地域創造-多文化×世代×他地域との共生」の具体例として、伝統文化継承事業が掲載されているのはなぜか。外国人の方は入らないのか。

(文化振興課)

資料には、仮置きで文化振興課の事業をメインに記載した。例えば、障害者アートの推進事業は、本来であれば「ボーダレスな地域創造」に記載すべきものであるが、健康福祉の部署で実施しているため、今回は掲載しなかった。最終的な指針では取り込む想定。

伝統文化では、多世代の部分で記載した。伝統文化の傾向として、高齢の方がメインに携わっており、次の世代の確保を進めていく意味合いで載せた。

(委員)

「新たな価値の創出-アート×経済」で指す、アートとは何か。新しいアートか。アート活動と経済だけでなく、地域や生活文化も含めた地域の固有の魅力が、観光や地域支援と結びついてくると考える。新しい価値の創出だからこそ、新しいアートだけではなく、より広く考える必要があるのではないか。

(委員)

垣根をつくらない意味でのボーダレスも伝えていく必要がある。群馬というボーダーがあってこその魅力、県民に対して何が出来るかという発想で設定すればよいのではないか。多文化として、県内の外国人や留学生も対象に含めるのもよい。

(委員)

「ボーダレスな地域創造」の言葉からは、ダイバーシティの意味合いがまず思い浮かぶ。政策目標下の項目のうち「多文化×世代×他地域との共生」に違和感はないが、その他2つは意味が伝わりづらいように感じる。

(委員)

多くの県民に知ってもらいたいからこそ、わかりやすくシンプルな構成にしているとあったが、内容は「作り手」側の視点が多く、大半の県民にとって、この指針によってどのような生活や効果が享受出来るかがすぐに分からない。「受け手」側のことを考えるともう少し簡単な表記でもよい。例えば、基本理念の「クリエイティブ」の文言には、何かを作らなければいけない印象を持つ。文化と日常的に接しながら暮らすことが出来る切り口で考えられないか。

(委員)

県民ひとりひとりが自分らしく過ごしていける社会の実現が目標だからこそ、もっと基本理念のハードルは低くてもよいと思う。文化的な経験をどのくらい享受出来るかが伝わりづらい。

「ボーダレスな地域創造」のリード文について、文化的な経験を通じて地域を創造する旨の文言にしたらどうか。文化を通して生きることに意味を持たせる、人生が豊かになることを伝えたい。

「新しい価値の創造」のリード文について、文化と経済の関係性を見直すことは重要だが、このままだと経済活性化に重点がおかれたように思える。

資料

(資料1~3は未確定の内容が含まれるため非公開とする)

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