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予防のための子どもの死亡検証(CDR)体制整備モデル事業について
チャイルド・デス・レビュー(CDR)とは、子どもが死亡したときに、その原因などについて、多くの専門機関(病院、保健所、児童相談所、警察等)が情報や意見を持ち寄って話し合い、「次に同じような死亡が起きないための予防策」を検討して実施しようとする取組です。
群馬県では令和2年度より、厚生労働省(現在こども家庭庁)のCDR体制整備モデル事業を実施しています。
本事業の実施にあたっては、個人を特定できないよう配慮しています。また、検証結果に基づき提言書を作成して予防可能な子どもの死亡を防ぐために活用します。
CDR体制整備モデル事業啓発リーフレット (PDF:698KB)
CDR体制整備モデル事業における県への提言
これまで、前年度中に亡くなられた18歳未満の方について関係機関と検証を行い、本事業委託先の前橋赤十字病院より知事に対して提言書が提出されました。
小児死亡の発生並びに小児死亡時対応改善のための提言(令和2年・令和3年度検証) (PDF:1.03MB)
小児死亡の発生並びに小児死亡時対応改善のための提言(令和4年度検証) (PDF:438KB)
小児死亡の発生予防・死亡時対応・死亡後対応改善のための提言(令和5年度検証) (PDF:1.55MB)
小児死亡の発生予防・死亡時対応・死亡後対応改善のための提言(令和6年度検証) (PDF:411KB)
提言に対する主な対応状況
- 児童虐待防止医療アドバイザー制度の活用促進
児童虐待に専門的な知識や経験を有する医師を児童虐待防止医療アドバイザーとして設置し、虐待の可能性があるケースについて必要に応じて児童相談所及び医療機関の対応に対し助言をいただいている他、定期的に児童相談所で会議を開催して助言をいただいています。
- 自殺ハイリスク者への支援及び相談体制の整備
令和4年度から、心の悩みを抱えた子どもに対して、学校等の身近な場所で、医療・教育・保健福祉関係者が連携し適切な対応を行うことにより子どもの自殺を防ぐ体制づくりを行うことを目的として、「子どもの心のケアネットワーク事業」を実施しています。
- グリーフサポート庁内連絡会議の設置
令和6年度に、県事業におけるグリーフサポートの情報共有や施策の検討を目的として、「群馬県こども等の死亡に係るグリーフサポートに関する庁内連絡会議」を設置しました。