ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 農業技術センター > 農業技術センター研究報告第21号(2024)

本文

農業技術センター研究報告第21号(2024)

更新日:2024年3月21日 印刷ページ表示

表紙(画像) | 奥付(画像)

表紙画像奥付画像

 表紙(PDF:25KB) 奥付(PDF:93KB)

目次・Contents

 目次 (PDF:119KB) Contents (PDF:178KB)

研究報告

1 水田における小麦「ゆめかおり」の製パン適性に優れるタンパク質含有率を確保する施肥方法

 要旨

 「ゆめかおり」は実需者からの評価が高い硬質小麦であり生産拡大を要望されている。これまで畑を中心に作付けされてきたが、今後は水田における作付けの拡大が見込まれている。そこで、淡色多湿黒ボク土水田ほ場において、製パン性に優れるタンパク質含有率13%程度を確保するための施肥条件について検討を行った。その結果、淡色多湿黒ぼく土水田圃場での適正条件は、基肥窒素量として6~7キログラム/10アール、茎立期追肥窒素量として2~4キログラム/10アール、開花期追肥窒素量として1~2キログラム/10アール程度であることが明らかとなった。適正な開花期追肥窒素量は、使用する肥料の種類や茎立期追肥窒素量によって影響を受けるため、状況に合わせた調節が必要と考えられた。

 水田における小麦「ゆめかおり」の製パン適性に優れるタンパク質含有率を確保する施肥方法(PDF:607KB)

 新井友輔・高橋慶太・廣岡政義

短報

1 群馬県平坦地における水稲奨励(認定)品種「にじのきらめき」の収穫適期

緒言

 群馬県の平坦地二毛作地域に対応した収穫適期を示すため、「にじのきらめき」の積算温度と籾水分、整粒歩合、黄化籾率との関係を調査し、収穫適期の指標について試験検討した。

 群馬県平坦地における水稲奨励(認定)品種「にじのきらめき」の収穫適期(PDF:296KB)

 高橋慶太・小川三菜美・新井友輔・高橋利和・大澤 実

2 コムギ穂発芽粒の混入とフォーリングナンバー値の関係

緒言

  本研究では、穂発芽粉混入率とFn値の品質評価基準値および許容値との関係を明らかにするために調査を実施した。

 コムギ穂発芽粒の混入とフォーリングナンバー値の関係(PDF:236KB)

 赤石和也・新井友輔・高橋利和

3 普通期栽培(6月中下旬移植)における水稲奨励(認定)品種「いなほっこり」の疎植適応性

緒言

  普通期栽培(6月下旬移植)を対象に複数の栽植密度条件を設置し生育状況、収量、品質を調査することで疎植栽培への適応性を検討した。

 普通期栽培(6月中下旬移植)における水稲奨励(認定)品種「いなほっこり」の疎植適応性(PDF:269KB)

 新井友輔・高橋慶太・大久保英奈・大澤 実

4 低コスト・省力化が可能なブドウY字樹形の開発

緒言

  従来の平棚樹形から、新たなY字樹形に改良することによる低コスト化と省力化の効果を検証した。

 低コスト・省力化が可能なブドウY字樹形の開発(PDF:457KB)

 柚木秀雄・星野智昭・中野葉子・武藤彰宏

5 イチエムシーピー処理によるリンゴ「ぐんま名月」の品質保持効果

緒言

   エチレンによる成熟処理作用を抑制する鮮度保持剤「1-Mcp (メチルシクロプロペン)くん蒸剤」を冷蔵前に処理することで、長期貯蔵が可能であるか検討するとともに、処理適期を確認した。

 イチエムシーピー処理によるリンゴ「ぐんま名月」の品質保持効果(PDF:334KB)

 松井郁人・荒木智哉・堀込 充

研究資料

1 ブドウ「シャインマスカット」における収穫時期の糖度予測およびウェブアプリの開発

要旨

 ブドウ「シャインマスカット」において、栽培管理を見直し、適正な時期に収穫できるようにするため、満開60日後に測定した糖度と積算日照時間を用いて、収穫時期の糖度予測法を作成した。さらに、生産者が使いやすくなるようウェブアプリを開発した。

 ブドウ「シャインマスカット」における収穫時期の糖度予測およびウェブアプリの開発(PDF:1.01MB)

 柚木秀雄・星野智昭・中野葉子・細野邦彦・小池 隼

2 ドローンを用いたコンニャクほ場センシングのセンシング方法およびセンシングデータの活用マニュアルについて

緒言 

  本研究では、既報と異なる手法を用いて、コンニャクほ場の二値化を行い、ほ場単位で病害の発生状況を推定する手法を開発したので、その解析方法および活用例について紹介する。

 ドローンを用いたコンニャクほ場センシングのセンシング方法およびセンシングデータの活用マニュアルについて(PDF:581KB)

 南雲顕太・篠原和典・山田文典

3 群馬県産ナスのアセチルコリン含量について

要旨

 群馬県産ナスのアセチルコリン(Ach)含量について、2021年6月から翌3月にかけて調査を実施した。分析総数は77点で、100グラム当たりの含有量の最大値は15.3ミリグラム、最小値は4.0ミリグラムであった。最大値を示したのは西毛(JA6)の11月産、最小値は中毛(JA3)の9月産であった。主要品種の「くろべえ」について収穫時期別にみると、11月産の含有量が高い値であった。また、西毛(JA6)と中毛(JA3)のデータを使い整理すると、収穫前30日間の最低気温の平均値と含有量の間には負の相関、日較差の平均値と含有量の間には正の相関があり、最低気温や日較差が含有量に影響を及ぼしていることが示唆された。

 群馬県産ナスのアセチルコリン含量について(PDF:529KB)

 大澤 実・石原 智・石原寛登

抄録

1 ドローンの空撮画像を活用したコンニャク栽培圃場における倒伏株割合の推定

 池田健太郎・飯塚弘明・佐藤吉雄・星野啓佑・新井美優・大澤剛士

2 Potential of Myrobalan Plum as a New Pollinizer for Japanese Plum Cultivars 

Yoshihiro Takemura, Keisuke Tochimoto, Mutsuki Kitamura, Haruna Moroto1, Miyu Sakata, Takushi Yoshida, Toshihiko Inamoto, Sakie Takazawa, Ayumi Okamoto, Noriyuki Machida, 
Yoko Nakano, Kazuyuki Hirai and Fumio Tamura

 抄録全体(PDF:83KB)

農業技術センタートップページに戻る